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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

百人一首💠

【百人一首に親しもう】1番 天智天皇 (てんじてんのう)〜26番 貞信公 (ていしんこう)まで🪷

1天智天皇 (詳しくは↓のブログのリンクに書いてあります) #秋の田のかりほの庵の苫を荒みわがころも手は露に濡れつつ https://syounagon.hatenablog.com/entry/2022/08/19/171354 2持統天皇 #春すぎて夏来にけらし白たへのころもほすてふあまの香具山 …

順徳院(100番)🍃百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり

順徳院(100番)続後撰集 雑下・1205 百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり 〜時代を経て古びてしまった建物の軒の端に、 しのぶ草が生い茂っている。 それを見るにつけ、 朝廷が栄えた昔のよき時代が しのばれて…

【後鳥羽院】(99番)🌊人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふ故に もの思ふ身は

【後鳥羽院】(99番)続後撰集 雑・1199 人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふ故に もの思ふ身は 〜ある時は人々を愛しく思い、 またある時は恨めしいとも思う。 この世はどうにかならないものだろうが、 それゆえに物思いをする私であるよ。 後鳥羽院…

🍀藤原家隆(98番)そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける

藤原家隆(98番) 新勅撰集 夏・192 風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける 〜楢の葉を揺らすそよ風が吹き、 夕暮れは秋のように涼しい。 しかし、上賀茂神社の境内を流れる 御手洗川で 行われるみそぎの光景を見ると、 やはりまだ夏…

【権中納言定家 藤原定家】(97番)🌊来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや 藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ

【権中納言定家 藤原定家】(97番)新勅撰集 巻13・恋3・849 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや 藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ 〜待っても来ない人を待つ私 松帆の浦の浜辺で 焼いている藻塩の煙がなびいているが、 この身も恋の思いにこがれていく…

【藤原公経(入道前太政大臣)(西園寺公経)】 (96番)花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり

【藤原公経(入道前太政大臣)(西園寺公経)】 (96番)新勅撰集 雑・1054 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり 〜桜を誘って散らす激しい風が吹く庭。 そこに散り敷くのは雪かと思う。 しかしふる(降る)のは雪ではなく、 実は古び…

【前大僧正慈円】(95番) おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣(そま)に 墨染(すみぞめ)の袖🍃

【前大僧正慈円】(95番) 千載集 雑中・1137 おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣そまに 墨染すみぞめの袖 〜身のほどをわきまえないことだが、 このつらい世の中を生きる人々に 覆い掛けるのだ。 比叡山に住み、 修行の道に入った私の僧衣の袖…

藤原雅経 参議雅経(94番)み吉野の 山の秋風 小夜(さよ)ふけて ふるさと寒く 衣(ころも)打つなり

藤原雅経 参議雅経(94番) 『新古今集』秋・483 み吉野の 山の秋風 小夜(さよ)ふけて ふるさと寒く 衣(ころも)打つなり 〜昔、都だったこの里では 寒さもいっそう身にしみて、 砧(木や石の台)に置いた 衣を打つ音が寒々と聞こえてくる。 藤原雅経 …

🌱鎌倉右大臣(93番)🌿世の中は 常にもがもな 渚(なぎさ)漕ぐ 海人(あま)の小舟(をぶね)の  綱手(つなで)かなしも

鎌倉右大臣(93番) 新勅撰集 羈旅・525 世の中は 常にもがもな 渚なぎさ漕ぐ 海人あまの小舟をぶねの 綱手つなでかなしも 〜変わりやすい世の中ではあるが、 ずっと平和であってほしいことだ。 この海辺は平穏で、 渚を漕ぎ出す小舟が 引き綱を引いている光…

二条院讃岐(92番)わが袖は 潮干(しほひ)に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし

二条院讃岐(92番)千載集 恋2・760 わが袖は 潮干(しほひ)に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし 〜私の袖は、まるで潮が引いたときでさえ 姿を現さない沖の石のように、 いくらあの人が知らないなんて言ったって、 涙で乾く間もないのですよ。 …

🍂後京極摂政前太政大臣 藤原良経(91番)🍁きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む

後京極摂政前太政大臣 藤原良経(91番)新古今集 秋・518 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む 〜こおろぎが鳴いている、霜の降りるそんな肌寒い夜。 寒いばかりか、粗末なむしろの上に 片袖を敷いて 独りぼっちで 寝るのだろうか…

殷富門院大輔(90番) 🌊見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変はらず

殷富門院大輔(90番)千載集 恋・884 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変はらず 〜あの人に見せたいものよ。 雄島の漁師の袖でさえ、どれほど波しぶきで濡れに濡れたとしても 色が変わらないというのに、 私の袖はもう涙ですっかり色…

式子内親王(89番) 🌹玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする

式子内親王(89番)新古今集 恋一・1034 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする 〜我が命よ、 絶えてしまうのなら絶えてしまえ。 このまま生き長らえていると、堪え忍ぶ心が弱ってしまうと困るから。 式子内親王 しょくし(または…

【皇嘉門院別当】88番 難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき

【皇嘉門院別当】88番 千載集 恋三・807 難波江の 芦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき 〜刈ったあとの一節の根のように 短い仮寝の一夜だけのために、 難波江の名物「みをつくし」でもあるまいに 私は身を尽くして 一生恋することになる…

【寂蓮法師】(87番) 村雨(むらさめ)の 露もまだひぬ  槇(まき)の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ🍁

【寂蓮法師】(87番)新古今集 秋・491 村雨(むらさめ)の 露もまだひぬ 槇(まき)の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ 〜にわか雨のしずくが、まだ乾かずに とどまって輝いている槙(まき)の葉に、 霧が谷間から涌き上がってくる 秋の夕暮れの光景よ 寂蓮法…

【西行法師】86番🌙嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな

【西行法師】86番 千載集 恋・926 嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな 〜月が私を悲しませようとでもしているのか、いやそんなはずはない。 しかしそうとでも思いたくなるほど、月にかこつけるようにして 涙が流れてしまうのだ。 西行…

【藤原清輔】84番🍃 ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ  今は恋しき

【藤原清輔】84番 新古今集 雑・1843 ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき 〜もしこの世に生き永らえていたら、つらい今が懐かしく 思い出されることもあるのだろうか。かつてつらかったあのときも、 今思い返すと恋しく懐かしく…

【皇太后宮大夫俊成 藤原俊成】83番 世の中よ 道こそなけれ 思ひいる 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる🍃

【皇太后宮大夫俊成 藤原俊成】83番 千載集 雑・1148 世の中よ 道こそなけれ 思ひいる 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる 〜この世の中には、 悲しみや辛さを逃れる方法などないものだ。 思いつめ 分け入った この山の中にさえ、 哀しげに鳴く鹿の声が聞こえてくる。 …

道因法師(82番) 🍃思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり

道因法師(82番)『千載集』恋3・817 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり 〜つれない人のことを思い嘆きながら、 絶えてしまうかと思った命はまだあるというのに、 辛さに絶えきれずに流れてくるのは涙だったよ。 道因法師(どうい…

【藤原実定 後徳大寺左大臣】81番🌙ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる

【藤原実定 後徳大寺左大臣】81番 千載集 夏・161 ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる 〜戸外の明け方近い夜空 ひと声ほととぎすの鳴いた方角を見る。 もうその姿はなく、ただ夜明けの下弦の月だけが残っている 藤原実定 ふじわらのさ…

【待賢門院堀河】 80番 🍃長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ

【待賢門院堀河】 80番 千載集 恋三・802 長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ 〜末永く愛してくれると誓ったのに。 貴方の心が分からないので 一夜逢って別れた今朝の私の心は、 この寝乱れた黒髪のように 物 思いで乱れていることです…

【藤原顕輔 】左京大夫顕輔(79番) 🍁秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ

【藤原顕輔 】左京大夫顕輔(79番) 新古今集 秋・413 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ 〜秋風に吹かれて、大空に横に細くたなびいている 雲の切れ間から、 漏れて姿を現す月の光の 何という清らかな明るさであろう。 藤原顕輔…

源兼昌(78番) 🐦淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守

源兼昌(78番)金葉集 冬・270 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守 〜海峡を隔てて 日中は見えるあの淡路島 渡ってくる千鳥の鳴く悲しい声に、 この須磨の関所の番人は、 幾夜目を覚まして物思いに ふけったことだろうか。 源兼昌 …

🍃崇徳院(77番) 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

崇徳院(77番)詞花集 恋・228 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 〜川の瀬の流れが速く、岩にせき止められた水の流れ。 一度は二つに分かれても、また後ほど出会うように、 愛しいあの人と今は別れても、いつかはきっと再会しよ…

🍃源俊頼朝臣(74番) うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを

源俊頼朝臣(74番)千載集 恋・707 うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを 〜つれないあの人が、 私を想ってくれるようにと 初瀬の観音様にお祈りをしたのに。 初瀬の山おろしよ、お前のように、 「より激しく冷淡になれ」 とは祈ら…

法性寺入道前関白太政大臣 76番  🌊わたの原 漕ぎ出でて見れば 久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波

法性寺入道前関白太政大臣 76番『詞花集』雑下・382 【法性寺入道前関白太政大臣 ほっしょうじにゅうどうさきのかんぱくだいじょうだいじん】 わたの原 漕ぎ出でて見れば 久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波 〜広々とした海に舟を漕ぎ出して、遥かかなたを見渡…

🍁藤原基俊(75番)🍂契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり

藤原基俊 ふじわらもととし(75番)千載集 雑・1023 契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり 〜お約束してくださったよもぎ草の露のような ありがたい言葉を頼みにしておりましたのに、 今年の秋もむなしく過ぎていくようです。 平安末…

🌸祐子内親王家紀伊(72番)音に聞く たかしの浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ

祐子内親王家紀伊(72番)金葉集』恋下・469 音に聞く たかしの浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ 〜噂に高い、高師(たかし)の浜に むなしく寄せ返す波には かからないようにしておきましょう。 袖が濡れては大変ですからね。 (浮気者だと噂に高…

源 経信 71番(大納言経信) 夕されば 門田の稲葉 おとづれて蘆のまろやに 秋風ぞ吹く🍃

源 経信 71番 『金葉集』秋・183 (大納言経信) 夕されば 門田の稲葉 おとづれて蘆のまろやに 秋風ぞ吹く 〜夕方になると、家の門前にある田んぼの稲の葉に さわさわと音をたてさせ、 芦葺きのこの山荘に 秋風が吹き渡ってきた 源経信 みなもとのつねのぶ…

良暹法師(70番)さびしさに 宿をたち出でて ながむれば  いづくも同じ 秋の夕暮

良暹法師(70番)後拾遺集 秋・333 さびしさに 宿をたち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮 あまりの寂しさに、 庵の外に出て辺りを 物思いにふけりながら眺めてみると、 心が悲しみに沈んでいるせいだろうか、 どこもおなじように寂しい 秋の夕暮れ…