源兼昌(78番)金葉集 冬・270 🐦
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守
〜海峡を隔てて 日中は見えるあの淡路島 渡ってくる千鳥の鳴く悲しい声に、
この須磨の関所の番人は、 幾夜目を覚まして物思いに ふけったことだろうか。
💠 源兼昌 💠 みなもとのかねまさ (生没年未詳 12世紀初頭の人)
宇多源氏の系統。父は俊輔 「兼昌入道」などと称しています。
須磨は、とてもきれいな所ですよ🌊😊💖
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加冠役の大臣の席がそのお前にできていた。午後四時に源氏の君が参った。
上で二つに分けて耳の所で輪にした童形の礼髪を結った源氏の顔つき、
少年の美、これを永久に保存しておくことが不可能なのであろうかと惜しまれた。
理髪の役は大蔵卿《おおくらきょう》である。美しい髪を短く切るのを惜しく思うふうであった。
帝は御息所《みやすどころ》がこの式を見たならばと、昔をお思い出しになることによって
堪えがたくなる悲しみをおさえておいでになった。
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