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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

第一帖 桐壺(きりつぼ)源氏物語

【源氏物語 第1帖 桐壺 総集編🪷】桐壺帝と桐壺の更衣の悲恋🪷光源氏の誕生から12歳まで

光源氏の誕生から12歳まで帝(桐壺帝)から大変な寵愛を受けた桐壺更衣。二人の間には輝くように美しい皇子が生まれたが、 他の妃たちの嫉妬や嫌がらせが原因か病気がちだった更衣は、3歳の皇子を残して病死する。これを深く嘆く帝を慰めるために、亡き更衣…

第1帖 桐壺(きりつぼ)〜🪷光源氏の誕生から12歳までを描く。いづれの御時にか、女御・更衣あまたさぶらひ給ひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり〈源氏物語〉

光源氏の誕生から12歳までを描く。 どの帝の御代であったか、それほど高い身分ではない方で、 帝(桐壺帝)から大変な寵愛を受けた女性(桐壺更衣)がいた。 二人の間には輝くように美しい皇子が生まれたが、 他の妃たちの嫉妬や嫌がらせが原因か病気がちだ…

高麗人《こまうど》の観相【源氏物語 第1帖 桐壺 8の2】鴻臚館にて皇子の相を観てもらう。帝は、将来を考え源氏の姓を賜ることにした。

その時分に高麗人《こまうど》が来朝した中に、上手《じょうず》な人相見の者が混じっていた。帝はそれをお聞きになったが、宮中へお呼びになることは亭子院のお誡《いまし》めがあっておできにならず、だれにも秘密にして皇子のお世話役のようになっている…

源氏と葵上の結婚【源氏物語 11 第1帖 桐壷11 完】年下の美しい夫に戸惑う葵上 右大臣の姫と頭中将が結婚 義母の藤壺への恋心が募る源氏

日本を学び、日本を知る 1000年前の日本では、女性の才能が開花しました。紫式部の源氏物語は、日本の文化や芸術に大きな影響を与えました その夜源氏の君は左大臣家へ婿になって行った。 この儀式にも善美は尽くされたのである。 高貴な美少年の婿を大臣は…

源氏の童姿を惜しむ帝【源氏物語 10第1帖 桐壷 10】源氏の君 元服。大人の姿も更に美しい。左大臣の姫(葵上)が添臥。左大臣喜ぶ

源氏の君の美しい童形《どうぎょう》を いつまでも変えたくないように帝は思召したのであったが、 いよいよ十二の歳《とし》に元服をおさせになることになった。 その式の準備も何も帝御自身でお指図《さしず》になった。 前に東宮の御元服の式を 紫宸殿《し…

藤壺の宮の入内【源氏物語9 第一帖 桐壷 9】先帝の姫宮 藤壺の局に入られる。源氏は母に似る宮を慕う。世の人は 輝く日の宮 光る君と申し上げる

お后は、そんな恐ろしいこと、 東宮のお母様の女御《にょご》が並みはずれな強い性格で、 桐壺の更衣が露骨ないじめ方をされた例もあるのに、 と思召して話はそのままになっていた。 そのうちお后もお崩《かく》れになった。 姫宮がお一人で暮らしておいでに…

最愛の桐壺更衣を失った失意の帝【源氏物語 桐壺8】第一親王が東宮におなりになる。桐壺更衣の母もなくなり、若宮は宮中におられることが多くなった。

月も落ちてしまった。 『雲の上も 涙にくるる 秋の月 いかですむらん 浅茅生《あさぢふ》の宿』 命婦が御報告した故人の家のことを なお 帝は想像あそばしながら起きておいでになった。 右近衛府《うこんえふ》の士官が 宿直者の名を披露するのをもってすれ…

比翼連理 永遠の愛【源氏物語 7 第一帖 桐壺 7】 白居易 長恨歌にしのぶ哀しき愛 〜比翼の鳥 連理の枝のようとの願い‥命の儚さを恨めしく思う帝💠

御所へ帰った命婦は、 まだ宵のままで御寝室へはいっておいでにならない帝を気の毒に思った。 中庭の秋の花の盛りなのを愛していらっしゃるふうをあそばして 凡庸でない女房四、五人をおそばに置いて話をしておいでになるのであった。 このごろ始終帝の御覧…

娘を失った母の哀しみ【源氏物語 6第一帖 桐壺6】涙にむせぶ北の方 寄り添う靭負命婦‥草深い里 鳴く虫の音にいっそう悲しみは深まっていく

「子をなくしました母親の心の、 悲しい暗さがせめて 一部分でも晴れますほどの話をさせていただきたいのですから、 公のお使いでなく、 気楽なお気持ちでお休みがてらまたお立ち寄りください。 以前はうれしいことでよくお使いにおいでくださいましたのでし…

悲しみの更衣の母君【源氏物語 5 第一帖 桐壺5】悲嘆にくれる母君、帝の使者の命婦 もらい泣き。帝の思いやりに感涙するも 悩み多い母君

「娘を死なせました母親が よくも生きていられたものというように、 運命がただ恨めしゅうございますのに、 こうしたお使いが荒《あば》ら屋へおいでくださると またいっそう自分が恥ずかしくてなりません」 と言って、 実際堪えられないだろうと思われるほ…

【源氏物語3第一帖 桐壺3】桐壺の更衣を失い 悲嘆に暮れる桐壷帝🍃

その年の夏のことである。 御息所《みやすどころ》 皇子女《おうじじょ》の生母になった更衣はこう呼ばれるのである はちょっとした病気になって、 実家へさがろうとしたが帝はお許しにならなかった。 どこかからだが悪いということはこの人の常のことになっ…

輝く光る君の誕生🌿【源氏物語 第一帖 桐壺2】💠桐壺帝の狂おしいまでの愛 桐壺更衣への嫌がらせ 輝くように美しい皇子の誕生🌿

住んでいる御殿《ごてん》は 御所の中の東北の隅《すみ》のような桐壺《きりつぼ》であった。 幾つかの女御や更衣たちの御殿の廊《ろう》を 通い路《みち》にして 帝がしばしばそこへおいでになり、 宿直《とのい》をする更衣が上がり下がりして行く桐壺であ…

靭負の命婦の弔問【源氏物語 4 第一帖 桐壺 4】嘆き悲しむ桐壺の更衣の母君の屋敷を靭負命婦が弔問🌿

どんなに惜しい人でも遺骸《いがい》は遺骸として扱われねばならぬ、 葬儀が行なわれることになって、 母の未亡人は遺骸と同時に火葬の煙になりたいと泣きこがれていた。 そして葬送の女房の車にしいて望んでいっしょに乗って 愛宕《おたぎ》の野にいかめし…

【源氏物語 第一帖 桐壺(きりつぼ)1−2】 愛されれば愛されるほど苦しみが増える桐壺の更衣🌸

更衣は初めから 普通の朝廷の女官として奉仕するほどの軽い身分ではなかった。 ただお愛しになるあまりに、 その人自身は 最高の貴女《きじょ》と言ってよいほどのりっぱな女ではあったが、 始終おそばへお置きになろうとして、 殿上で音楽その他のお催し事…

【源氏物語 1 第一帖 桐壺1】💠光源氏の父君、母君 桐壺帝と桐壺の更衣の美しくも哀しい愛

どの天皇様の御代《みよ》であったか、 女御《にょご》とか更衣《こうい》とかいわれる後宮がおおぜいいた中に、 最上の貴族出身ではないが 深い御愛寵《あいちょう》を得ている人があった。 最初から自分こそはという自信と、 親兄弟の勢力に恃《たの》む所…