源氏物語&古典文学🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

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🍂後京極摂政前太政大臣 藤原良経(91番)🍁きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む

🍂後京極摂政前太政大臣 藤原良経(91番)新古今集 秋・518

🍁きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む

〜こおろぎが鳴いている、霜の降りるそんな肌寒い夜。

寒いばかりか、粗末なむしろの上に 片袖を敷いて 独りぼっちで 寝るのだろうか。

💠 藤原良経 💠ふじわらのよしつね

💠後京極摂政前太政大臣💠ごきょうごくせっしょうさきのだいじょうだいじん (1169~1206)

関白藤原兼実(かねざね)の子、

和歌に優れ 10代の頃の歌が 千載集に7首載せられています。

新古今和歌集の仮名序(かなじょ)を書く。

号は、秋篠月清(あきしのげっせい)

祖父は、百人一首76番法性寺忠通(ただみち) 叔父は、92番の慈円法師。



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「あんた、今夜はお居間に行っていたの。 私はお腹《なか》の具合《ぐあい》が悪くて 部屋《へや》のほうで休んでいたのですがね。

不用心だから来いと言って呼び出されたもんですよ。 どうも苦しくて我慢ができませんよ」

こぼして聞かせるのである。「痛い、ああ痛い。またあとで」と言って行ってしまった。

やっと源氏はそこを離れることができた。 冒険はできないと源氏は懲りた。