【待賢門院堀河】 80番 千載集 恋三・802
🍃長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ
〜末永く愛してくれると誓ったのに。
貴方の心が分からないので 一夜逢って別れた今朝の私の心は、
この寝乱れた黒髪のように 物 思いで乱れていることですよ。
💠待賢門院堀河💠 たいけんもんいんのほりかわ (12世紀ごろ)
源顕仲(みなもとのあきなか)の娘
崇徳院の生母、待賢門院 (鳥羽院の中宮・璋子 しょうし)に仕えて
「堀河」と呼ばれました。
崇徳院は天皇在位後政略で退位させられました。
待賢門院も追放され、堀河も一緒に出家しています。
待賢門院堀川がお仕えしたのは美貌のお妃 待賢門院璋子たいけんもんいんたまこ
ちょっと書きにくいので、ぜひこちらの記事をご覧ください。とてもわかりやすいです。
西行様ともお噂があったようです。
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常陸の太守であった親王(兵部大輔はその息《そく》である)が年をおとりになってからお持ちになった姫君が
孤児になって残っていることを何かのついでに命婦が源氏へ話した。気の毒な気がして源氏は詳しくその人のことを尋ねた。
「どんな性質でいらっしゃるとか御容貌《ごきりょう》のこととか、私はよく知らないのでございます。内気なおとなしい方ですから、
時々は几帳《きちょう》越しくらいのことでお話をいたします。琴《きん》がいちばんお友だちらしゅうございます」