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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【源氏物語655 第21帖 乙女10】若君は成績よく、師も弟子もいっそう励みが出て学業を熱心にするようになった。源氏の家でも始終詩会が催され、博士や文士の得意な時代が来たように見えた。

大学へ若君が寮試を受けに行く日は、 寮門に顕官の車が無数に止まった。 あらゆる廷臣が今日はここへ来ることかと思われる列席者の 派手《はで》に並んだ所へ、 人の介添えを受けながらはいって来た若君は、 大学生の仲間とは見ることもできないような 品の…

【源氏物語654 第21帖 乙女9】学問相当な地位も得られず、後援者もなく貧しかったこの人を、源氏は見るところがあってわが子の教師に招いたのである。学問を大切に思う源氏に、若君の教師は嬉しく思った。

「世間の親が愛におぼれて、 子に対しては正当な判断もできなくなっているなどと 私は見たこともありますが、自分のことになってみると、 それは子が大人になっただけ親はぼけていくので やむをえないことだと解釈ができます。 私などはまだたいした年ではな…

【平家物語33-2 第2巻 少将乞請②〈しょうしょうこいうけ〉】〜The Tale of the Heike🥀

中門に入った宰相に、清盛は目通りを許さなかった。 仕方なく宰相は源《げん》大夫判官 季貞《すえさだ》を通じて、 言葉を伝えて貰う事にした。 「つまらない人間と関り合いになったことは、 返すがえすも残念ですが、これもいたし方ありません。 成経に縁…

【平家物語33-1 第2巻 少将乞請①〈しょうしょうこいうけ〉】〜The Tale of the Heike🥀

丹波少将|成経《なりつね》は、 その夜、院の御所の宿直で、まだ家には帰っていなかった。 そこへ、大納言の家来が、急を知らせにかけつけてきた。 始めて、事の子細を知った少将の驚きも深かった。 それにしても、宰相《さいしょう》殿から、 何ともいって…

【源氏物語653 第21帖 乙女8】夕霧の若君は東の院に勉強部屋が設けられ 学者を一人つけて学ばせた。若君は、父を恨めしく思う気持ちもあったが 真面目に努力し続け 学問に天分の才を発揮した。

それに続いてまた入学の式もあった。 東の院の中に若君の勉強部屋が設けられて、 まじめな学者を一人つけて源氏は学ばせた。 若君は大宮の所へもあまり行かないのであった。 夜も昼もおかわいがりにばかりなって、 いつまでも幼児であるように宮はお扱いにな…

【平家物語32 第2巻 小松教訓③】〜The Tale of the Heike🥀

重盛は、父を諫めて、中門から出てきたが、 清盛の承諾を得たものの、 まだ何かと不安であったから、侍達を集めると、 「たとえ清盛公のご命令だからといって、 大納言を殺すような事はするな。 清盛公は、気の短いお人だから、腹立ちまぎれに、 かっとなっ…

【源氏物語652 第21帖 乙女7】式が終わって退出しようとする博士と詩人をまた源氏はとどめて詩を作ることにした。夜がすっかり明けてから詩は講ぜられた。講師の役は、左中弁〈さちゅうべん〉がした。

式場の席が足りないために、 あとから来て帰って行こうとする大学生のあるのを聞いて、 源氏はその人々を別に釣殿《つりどの》のほうでもてなした。 贈り物もした。 式が終わって退出しようとする博士と詩人を また源氏はとどめて詩を作ることにした。 高官…

【平家物語31 第2巻 小松教訓②】〜The Tale of the Heike🪷

成親は、庭先に頭をすりつけられながらも、 息子、丹波少将成経《たんばのしょうしょうなりつね》を始め 幼い子供達が、この後、どんな苦しみにあうのかと、 そればかりが心配であった。 丁度六月のさ中で、気候も暑い上に今、炎天下に引き出され、 汗と涙に…

【平家物語30 第2巻 小松教訓①】〜The Tale of the Heike🪷

清盛邸の一間に押こめられたままの新大納言成親は、 次第に冷静になるにつれて、 陰謀露顕の理由をあれこれと考えていた。 「それにしても、用意周到にとは思い続けておったが、 どこかに疎漏な点があったのであろう? 北面の武士の内の誰かなども、 今にし…

🪻【聞き流し 作業&学習BGM11〜20】🌿源氏物語に親しむ🪷(少し早めの設定にしています)

源氏物語、古典文学の朗読&癒しの音楽 美しい言葉と音楽でリラックスしましょう このチャンネルは、多くの方が古典文学に親しむこと、 美しい言葉を記録として残すことが私の希望です 【ふるさと納税】Q-66あこや真珠 ブローチ兼帯留め(30-Si)価格: 300000…

【源氏物語651 第21帖 乙女6】若君の師から字《あざな》をつけてもらう式は東の院ですることになった。高官たちは皆この式を珍しがって参会する者が多かった。博士たちが晴れがましがって気後れしている。

若君の師から字《あざな》をつけてもらう式は 東の院ですることになって、 東の院に式場としての設けがされた。 高官たちは皆この式を珍しがって参会する者が多かった。 博士たちが晴れがましがって気おくれもしそうである。 「遠慮をせずに定《きま》りどお…

【源氏物語650 第21帖 乙女5】大宮は、源氏の言うことが もっともだと思いつつも夕霧を不憫に思う。源氏は、父を恨めしく思う夕霧を 可愛いくて仕方ないという目で見ている。

源氏が言うのを、聞いておいでになった宮は 歎息《たんそく》をあそばしながら、 「ごもっともなお話だと思いますがね、 右大将などもあまりに変わったお好みだと不審がりますし、 子供もね、残念なようで、 大将や左衛門督《さえもんのかみ》などの息子の、…

【源氏物語649 第21帖 乙女4】源氏は夕霧を大学に入れ学問をさせることにした。自家の勢力に慢心せず、将来の国家の柱石たる教養を受けておくことが大切であること。親としての考えを大宮に話す。

「ただ今わざわざ低い位に置いてみる必要もないようですが、 私は考えていることがございまして、 大学の課程を踏ませようと思うのでございます。 ここ二、三年をまだ元服以前とみなしていてよかろうと存じます。 朝廷の御用の勤まる人間になりますれば 自然…

【 平家物語29 第2巻 西光被斬④〈さいこうがきられ〉】〜The Tale of the Heike🪷

まもなく、陰謀の一味の面々、 近江中将入道蓮浄、法勝寺執行俊寛僧都、山城守基兼、 式部大輔雅綱、平判官康頼、宗判官信房、新平判官資行らが、 続々と捕えられて、西八条に連行されてきた。 一味うたるの報に、 西光法師は、もちろん、陰謀のばれた事を覚…

【平家物語28 第2巻 西光被斬③〈さいこうがきられ〉〜The Tale of the Heike🪷

翌くる六月一日の未明、清盛は、 検非違使安倍資成《けびいしあべのすけなり》を召し、 院の御所への使いを命じた。 資成は御所に着くと、 大膳大夫信業《だいぜんのだいふのぶなり》を呼んで清盛の伝言を、 法皇に伝えてくれるように頼んだ。 「わが君の仰…

【源氏物語648 第21帖 乙女3】源氏の若君 夕霧が元服の式を挙げた。大変華やかな祝い事であったが、源氏は考えがあり夕霧は六位の浅葱の袍《ほう》を着せた。大宮は言語道断だとお嘆きになった。

第21帖 乙女3です 故太政大臣家で生まれた源氏の若君の 元服の式を上げる用意がされていて、 源氏は二条の院で行なわせたく思うのであったが、 祖母の宮が御覧になりたく思召すのがもっともで、 そうしたことはお気の毒に思われて、 やはり今までお育てにな…

【平家物語27 第2巻 西光被斬②〈さいこうがきられ〉】〜The Tale of the Heike🪷

額に汗をみなぎらせ、真蒼《まっさお》な顔に息使いも荒く、 西八条の邸に入ってきた行綱に、 家来達も驚いて、早速、清盛の所に知らせた。 「何、行綱だと? めったに来もしない奴が、 又何でこんな夜中にやって来たんだ? とにかくおそいから、わしは逢わ…

【平家物語26 第2巻 西光被斬①〈さいこうがきられ〉】〜The Tale of the Heike🪷

山門の衆徒が、前座主《ざす》の流罪を妨害して、 山へ連れ戻した知らせは、後白河法皇をひどく怒らせた。 「山門の大衆どもは、勅命を何と心得えて、 このように言語道断のことをするのだろうか?」 側に侍《はべ》っていた西光法師も、 前座主帰山の知らせ…

平家物語25 第2巻 座主流し③〈ざすながし〉〜The Tale of the Heike🪷

驚いたのは、明雲大僧正である。 元々、道理一点ばりの人だからここに及んでも、 喜ぶより先に、この事件の行末を気にかけていた。 「私は、法皇の勅勘を受けて流される罪人なのですから、 少しも早く、都の内を追い出されて、 先を急がねばならぬ身です。 …

平家物語24 第2巻 座主流し②〈ざすながし〉〜The Tale of the Heike🪷

この明雲大僧正は、 久我大納言顕通《こがのだいなごんあきみち》の子で、 仁安《にんあん》元年座主となり、 当時天下第一と言われる程の智識と高徳を備えた人で、 上からも下からも、尊敬されていた人だったが、 ある時、陰陽師《おんようし》の安倍泰親《…

【源氏物語647 第21帖 乙女2】朝顔の姫君と源氏との結婚は 皆が望んでいることであったが、姫君は、結婚をしようとは思わない。

「源氏の君というと、いつも美しい少年が思われるのだけれど、 こんなに大人らしい親切を見せてくださる。 顔がきれいな上に心までも並みの人に違ってでき上がっているのだね」 とおほめになるのを、若い女房らは笑っていた。 西の女王とお逢いになる時には…

【源氏物語646 第21帖 乙女1】源氏は、禊の日に手紙を藤の花につけて朝顔の姫君に届ける。源氏は何かにつけ 宮家に物質的に御補助をする。

春になって女院の御一周年が過ぎ、 官人が喪服を脱いだのに続いて四月の更衣期になったから、 はなやかな空気の満ち渡った初夏であったが、 前斎院はなお寂しくつれづれな日を送っておいでになった。 庭の桂《かつら》の木の若葉がたてるにおいにも若い女房…

【平家物語 第2巻🪷】平家物語23 座主流し〈ざすながし〉〜平家物語49 蘇武〈そぶ〉

治承元年五月五日、叡山の座主、明雲《めいうん》大僧正は、 宮中の出入りを差しとめられた。 同時に、天皇平安の祈りを捧げるために預っていた、 如意輪観音《にょいりんかんのん》の本尊も取上げられた。 更に検非違使庁《けびいしのちょう》を通じて、 神…

【平家物語23 第2巻 座主流し①〈ざすながし〉】〜The Tale of the Heike🪷

治承元年五月五日、叡山の座主〈ざす〉、明雲《めいうん》大僧正は、 宮中の出入りを差しとめられた。 同時に、天皇平安の祈りを捧げるために預っていた、 如意輪観音《にょいりんかんのん》の本尊も取上げられた。 更に検非違使庁《けびいしのちょう》を通…

【源氏物語645 第20帖 朝顔27 完】藤壺の中宮を恋しく思いながら眠りにつくと、藤壺の宮の面影が見えた。お恨めしいふうで「恋の過ちが知れてしまい恥ずかしく苦しい思いをしています」とお言いになる。

月はいよいよ澄んで美しい。夫人が、 氷とぢ 岩間の水は 行き悩み 空澄む月の 影ぞ流るる と言いながら、外を見るために少し傾けた顔が美しかった。 髪の性質《たち》、顔だちが恋しい故人の宮にそっくりな気がして、 源氏はうれしかった。 少し外に分けられ…

【平家物語21 第1巻 神輿振〈みこしぶり〉】〜 The Tale of the Heike🪷

加賀守師高、目代師経の断罪を度々叫び続けていたのにも拘らず、 一向に沙汰のないのにしびれを切らした山門の僧兵達は、 再び実力で、事を処理する決心を固めた。 折柄行われる予定の日吉《ひえ》の祭礼をとりやめると、 安元《あんげん》三年四月、御輿を…

【平家物語22 第1巻 内裏炎上〈だいりえんじょう〉1巻 完】〜The Tale of the Heike🪷

僧兵の引揚げた後、取り残された神輿について、 俄かに、公卿会議が開かれた。 とにかく、いささか、不気味なお土産《みやげ》だけに、 いくたの論議が繰り返されたが、 結局、保延《ほうえん》四年神輿入洛《じゅらく》の前例にならって、 祇園の神社に奉置…

【源氏物語644 第20帖 朝顔26】源氏は、紫の上に女君達について話す。朧月夜の尚侍、明石の上、東の院の女君‥こんな話をしながら夜はふけていった。

「尚侍《ないしのかみ》は 貴婦人の資格を十分に備えておいでになる、 軽佻《けいちょう》な気などは 少しもお見えにならないような方だのに、 あんなことのあったのが、私は不思議でならない」 「そうですよ。艶《えん》な美しい女の例には、 今でもむろん…

【平家物語20 第1巻 願立②〈がんだて〉】〜The Tale of the Heike🪷

満願の夜、八王子の社の参詣人の一人で、 奥州の方から上京してきた少年が、突然、気を失って倒れた。 人々がいろいろ手を尽して介抱すると、 まもなく息を吹き返したが、 今度は、よろよろっと起き上ると、 人々の呆然とした顔を尻目に、舞を舞い始めた。 …

【平家物語19 第1巻 願立①〈がんだて〉】〜The Tale of the Heike🪷

藤原氏の専横を抑え、院政の始りを開いた程の、 豪気な帝であった故白河院が、 「賀茂川の水、双六《すごろく》の骰《さい》、 比叡の山法師、これだけは、いかな私でも手に負えない」 といって嘆いたという話がある。 山門の横暴振りは他にも伝わっている。…