google.com, pub-8944455872984568, DIRECT, f08c47fec0942fa0

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2024-04-29から1日間の記事一覧

【平家物語33-2 第2巻 少将乞請②〈しょうしょうこいうけ〉】〜The Tale of the Heike🥀

中門に入った宰相に、清盛は目通りを許さなかった。 仕方なく宰相は源《げん》大夫判官 季貞《すえさだ》を通じて、 言葉を伝えて貰う事にした。 「つまらない人間と関り合いになったことは、 返すがえすも残念ですが、これもいたし方ありません。 成経に縁…

【平家物語33-1 第2巻 少将乞請①〈しょうしょうこいうけ〉】〜The Tale of the Heike🥀

丹波少将|成経《なりつね》は、 その夜、院の御所の宿直で、まだ家には帰っていなかった。 そこへ、大納言の家来が、急を知らせにかけつけてきた。 始めて、事の子細を知った少将の驚きも深かった。 それにしても、宰相《さいしょう》殿から、 何ともいって…

【源氏物語653 第21帖 乙女8】夕霧の若君は東の院に勉強部屋が設けられ 学者を一人つけて学ばせた。若君は、父を恨めしく思う気持ちもあったが 真面目に努力し続け 学問に天分の才を発揮した。

それに続いてまた入学の式もあった。 東の院の中に若君の勉強部屋が設けられて、 まじめな学者を一人つけて源氏は学ばせた。 若君は大宮の所へもあまり行かないのであった。 夜も昼もおかわいがりにばかりなって、 いつまでも幼児であるように宮はお扱いにな…

【平家物語32 第2巻 小松教訓③】〜The Tale of the Heike🥀

重盛は、父を諫めて、中門から出てきたが、 清盛の承諾を得たものの、 まだ何かと不安であったから、侍達を集めると、 「たとえ清盛公のご命令だからといって、 大納言を殺すような事はするな。 清盛公は、気の短いお人だから、腹立ちまぎれに、 かっとなっ…

【源氏物語652 第21帖 乙女7】式が終わって退出しようとする博士と詩人をまた源氏はとどめて詩を作ることにした。夜がすっかり明けてから詩は講ぜられた。講師の役は、左中弁〈さちゅうべん〉がした。

式場の席が足りないために、 あとから来て帰って行こうとする大学生のあるのを聞いて、 源氏はその人々を別に釣殿《つりどの》のほうでもてなした。 贈り物もした。 式が終わって退出しようとする博士と詩人を また源氏はとどめて詩を作ることにした。 高官…

【平家物語31 第2巻 小松教訓②】〜The Tale of the Heike🪷

成親は、庭先に頭をすりつけられながらも、 息子、丹波少将成経《たんばのしょうしょうなりつね》を始め 幼い子供達が、この後、どんな苦しみにあうのかと、 そればかりが心配であった。 丁度六月のさ中で、気候も暑い上に今、炎天下に引き出され、 汗と涙に…