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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語326 第12帖 須磨60】明石入道は娘を源氏と結婚させようと考える。妻は反対するが入道は聞かない。入道の風変わりな性格が伺われた。

「それはたいへんまちがったお考えですよ。

 あの方はりっぱな奥様を何人も持っていらっしって、

 その上陛下の御愛人をお盗みになったことが問題になって

 失脚をなすったのでしょう。

 そんな方が田舎育ちの娘などを眼中にお置きになるものですか」

と妻は言った。

入道は腹を立てて、

「あなたに口を出させないよ。

 私には考えがあるのだ。

 結婚の用意をしておきなさい。

 機会を作って明石へ源氏の君をお迎えするから」

と勝手ほうだいなことを言うのにも、

風変わりな性格がうかがわれた。

娘のためにはまぶしい気がするほどの

華奢《かしゃ》な設備のされてある入道の家であった。

 

【源氏物語 第十二帖 須磨(すま)】

朧月夜との仲が発覚し、追いつめられた光源氏は

後見する東宮に累が及ばないよう、

自ら須磨への退去を決意する。

左大臣家を始めとする親しい人々や藤壺に暇乞いをし、

東宮や女君たちには別れの文を送り、

一人残してゆく紫の上には領地や財産をすべて託した。

 

 須磨へ発つ直前、桐壺帝の御陵に参拝したところ、

生前の父帝の幻がはっきり目の前に現れ、

源氏は悲しみを新たにする。

 

須磨の侘び住まいで、

源氏は都の人々と便りを交わしたり

絵を描いたりしつつ、淋しい日々を送る。

つれづれの物語に明石の君の噂を聞き、

また都から頭中将がはるばる訪ねてきて、

一時の再会を喜び合った。

 

やがて三月上巳の日、

海辺で祓えを執り行った矢先に

恐ろしい嵐が須磨一帯を襲い、

源氏一行は皆恐怖におののいた。

 

💠🎼そっと思い出した、君のこと。written by のる 💠

 

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