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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語320 第12帖 須磨54】京では 光源氏のない寂寥を多く感じた。東宮は常に源氏を恋しく思召して、人の見ぬ時には泣いておいでになる。

京では月日のたつにしたがって

光源氏のない寂寥《せきりょう》を多く感じた。

陛下もそのお一人であった。

まして東宮は常に源氏を恋しく思召《おぼしめ》して、

人の見ぬ時には泣いておいでになるのを、

乳母《めのと》たちは哀れに拝見していた。

 

王命婦《おうみょうぶ》はその中でもことに

複雑な御同情をしているのである。

入道の宮は東宮の御地位に動揺を

きたすようなことのないかが常に御不安であった。

源氏までも失脚してしまった今日では、

ただただ心細くのみ思っておいでになった。

 

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【源氏物語 第十二帖 須磨(すま)】

朧月夜との仲が発覚し、追いつめられた光源氏は

後見する東宮に累が及ばないよう、

自ら須磨への退去を決意する。

左大臣家を始めとする親しい人々や藤壺に暇乞いをし、

東宮や女君たちには別れの文を送り、

一人残してゆく紫の上には領地や財産をすべて託した。

 

 須磨へ発つ直前、桐壺帝の御陵に参拝したところ、

生前の父帝の幻がはっきり目の前に現れ、

源氏は悲しみを新たにする。

 

須磨の侘び住まいで、

源氏は都の人々と便りを交わしたり

絵を描いたりしつつ、淋しい日々を送る。

つれづれの物語に明石の君の噂を聞き、

また都から頭中将がはるばる訪ねてきて、

一時の再会を喜び合った。

 

やがて三月上巳の日、

海辺で祓えを執り行った矢先に

恐ろしい嵐が須磨一帯を襲い、

源氏一行は皆恐怖におののいた。

 

 

🌊🎼 黄昏と水平線 written by 天野七祈 🌊

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