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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語325 第12帖 須磨59】良清朝臣は、明石入道の娘に手紙を送ったりしたが返事はなかった。父親の入道から相談したいことがあると言ってきた。

明石の浦は這《は》ってでも行けるほどの近さであったから、

良清朝臣《よしきよあそん》は

明石の入道の娘を思い出して手紙を書いて送ったりしたが

返書は来なかった。

父親の入道から相談したいことがあるから

ちょっと逢いに来てほしいと言って来た。

求婚に応じてくれないことのわかった家を訪問して、

失望した顔でそこを出て来る恰好は

馬鹿《ばか》に見えるだろうと、

良清は悪いほうへ解釈して行こうとしない。

すばらしく自尊心は強くても、

現在の国の長官の一族以外には

だれにも尊敬を払わない地方人の心理を知らない入道は、

娘への求婚者を皆門外に追い払う態度を取り続けていたが、

源氏が須磨に隠栖《いんせい》をしていることを聞いて

妻に言った。

 

【源氏物語 第十二帖 須磨(すま)】

朧月夜との仲が発覚し、追いつめられた光源氏は

後見する東宮に累が及ばないよう、

自ら須磨への退去を決意する。

左大臣家を始めとする親しい人々や藤壺に暇乞いをし、

東宮や女君たちには別れの文を送り、

一人残してゆく紫の上には領地や財産をすべて託した。

 

 須磨へ発つ直前、桐壺帝の御陵に参拝したところ、

生前の父帝の幻がはっきり目の前に現れ、

源氏は悲しみを新たにする。

 

須磨の侘び住まいで、

源氏は都の人々と便りを交わしたり

絵を描いたりしつつ、淋しい日々を送る。

つれづれの物語に明石の君の噂を聞き、

また都から頭中将がはるばる訪ねてきて、

一時の再会を喜び合った。

 

やがて三月上巳の日、

海辺で祓えを執り行った矢先に

恐ろしい嵐が須磨一帯を襲い、

源氏一行は皆恐怖におののいた。

 

☀️🎼 夏の穏やかな海辺で written by 蒲鉾さちこ

 

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