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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語238 第十帖 賢木50】中宮の御八講は崇厳な仏事出会った。初めの日は父帝、次の日は母后 三日目は院の御菩提のためであって、数多くの高官が出席した。

🌸Petals of lotus written by こおろぎ🌸


十二月の十幾日に中宮の御八講があった。

非常に崇厳《すうごん》な仏事であった。

五日の間どの日にも仏前へ新たにささげられる経は、

宝玉の軸に《うすもの》の絹の表紙の物ばかりで、

外包みの装飾などもきわめて精巧なものであった。

日常の品にも美しい好みをお忘れにならない方であるから、

まして御仏《みほとけ》のためにあそばされたことが

人目を驚かすほどの物であったことはもっともなことである。

仏像の装飾、

花机《はなづくえ》の被《おお》などの華美さに

極楽世界もたやすく想像することができた。

 

初めの日は中宮の父帝の菩提《ぼだい》のため、

次の日は母后のため、

三日目は院の御菩提のためであって、

これは法華経の第五巻の講義のある日であったから、

高官たちも現在の宮廷派の人々に斟酌《しんしゃく》をしていず

数多く列席した。

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【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

正妻の葵の上が亡くなった。

六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと

世間は噂していた。

しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。

彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。

 

いよいよ出発間近となった。  

このまま別れるのはあまりにも忍びないと、

源氏も御息所のもとを訪ねる。

顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、

伊勢へと下って行った。

 

 桐壷院の病が重くなる。

死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを

遺言で託した後  ほどなく崩御してしまう。  時勢は、

左大臣側から朱雀帝の外戚である右大臣側に移って行った。

朱雀帝の優しい性格もあって、

政治は右大臣に権力が集中していった

 

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