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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語236 第十帖 賢木48】朧月夜の君から、心が通うものでしたなら、通っても来るものでしたなら、空も寂しい色とばかりは見えないでしょう‥情熱のこもった手紙が来た。

🌸🎼 巡る思い出 written by 蒲鉾さちこ 🌸

どんなに苦しい心を申し上げてもお返事がないので、

そのかいのないのに私の心はすっかりめいり込んでいたのです。

 あひ見ずて 忍ぶる頃の 涙をも

 なべての秋の しぐれとや見る

心が通うものでしたなら、

通っても来るものでしたなら、

空も寂しい色とばかりは見えないでしょう。

などと情熱のある文字が列《つら》ねられた。

こんなふうに女のほうから

源氏を誘い出そうとする手紙は ほかからも来るが、

情のある返事を書くにとどまって、

深くは源氏の心にしまないものらしかった。  

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【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

正妻の葵の上が亡くなった。

六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと

世間は噂していた。

しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。

彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。

いよいよ出発間近となった。
  このまま別れるのはあまりにも忍びないと、

源氏も御息所のもとを訪ねる。

顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、

伊勢へと下って行った。

 

 桐壷院の病が重くなる。

死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを

遺言で託した後  ほどなく崩御してしまう。
  時勢は、

左大臣側から朱雀帝の外戚である右大臣側に移って行った。

朱雀帝の優しい性格もあって、

政治は右大臣に権力が集中していった。

 

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