明石の君は感想を少し書いて、
一人して 撫《な》づるは袖《そで》の ほどなきに
覆《おほ》ふばかりの 蔭《かげ》をしぞ待つ
と歌も添えて来た。
怪しいほど源氏は明石の子が心にかかって、
見たくてならぬ気がした。
❄️🎼雪花歌譚 written by のる❄️
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