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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2023-07-23から1日間の記事一覧

【源氏物語473 第14帖 澪標47】明石の君は住吉へ行って御幣を賜った。人数でない身の上を嘆いていたが、源氏の使いが明石にやってきた。

明石の君は源氏の一行が浪速《なにわ》を立った翌日は 吉日でもあったから住吉へ行って御幣《みてぐら》を奉った。 その人だけの願も果たしたのである。 郷里へ帰ってからは以前にも増した物思いをする人になって、 人数《ひとかず》でない身の上を歎《なげ…

【源氏物語472 第14帖 澪標46】小舟を漕がせて集まる遊女に興味を持つ人達を苦々しく思う。恋の相手には尊敬するべき価値が備わってないと興味が持てぬと思う源氏。

遊覧の旅をおもしろがっている人たちの中で 源氏一人は時々暗い心になった。 高官であっても若い好奇心に富んだ人は、 小船を漕がせて集まって来る遊女たちに 興味を持つふうを見せる。 源氏はそれを見てにがにがしい気になっていた。 恋のおもしろさも対象…

【源氏物語471 第14帖 澪標 45】田蓑島《たみのじま》での祓《はら》いの木綿《ゆう》につけて、明石の上の返事は源氏の所へ来た。源氏は人目を遠慮せず会いに行きたいとさえ思った。

数ならで なにはのことも かひなきに 何みをつくし 思ひ初《そ》めけん 田蓑島《たみのじま》での 祓《はら》いの木綿《ゆう》につけて この返事は源氏の所へ来たのである。 ちょうど日暮れになっていた。 夕方の満潮時で、 海べにいる鶴《つる》も鳴き声を…