明石の君は源氏の一行が浪速《なにわ》を立った翌日は
吉日でもあったから住吉へ行って御幣《みてぐら》を奉った。
その人だけの願も果たしたのである。
郷里へ帰ってからは以前にも増した物思いをする人になって、
人数《ひとかず》でない身の上を歎《なげ》き暮らしていた。
もう京へ源氏の着くころであろうと思ってから間もなく
源氏の使いが明石へ来た。
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