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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語333 第12帖 須磨67】二人は眠らずに語り、詩を作った。杯を手にしながら「酔悲泪灑春杯裏」と一緒に歌った。供をしている者たちも皆 涙を流していた。

終夜眠らずに語って、そして二人で詩も作った。

政府の威厳を無視したとはいうものの、

宰相も事は好まないふうで、

翌朝はもう別れて行く人になった。

 

好意がかえってあとの物思いを作らせると言ってもよい。

杯を手にしながら

酔悲泪灑春杯裏

 《ゑひのかなしみのなみだをそそぐはるのさかづきのうち》

と二人がいっしょに歌った。

供をして来ている者も皆涙を流していた。

双方の家司たちの間に惜しまれる別れもあるのである。

酔悲泪灑春杯裏《ゑひのかなしみのなみだをそそぐはるのさかづきのうち》についてのサイトです🪷

 

源氏物語 第十二帖 須磨(すま)】

朧月夜との仲が発覚し、追いつめられた光源氏は

後見する東宮に累が及ばないよう、

自ら須磨への退去を決意する。

左大臣家を始めとする親しい人々や藤壺に暇乞いをし、

東宮や女君たちには別れの文を送り、

一人残してゆく紫の上には領地や財産をすべて託した。

 

 須磨へ発つ直前、桐壺帝の御陵に参拝したところ、

生前の父帝の幻がはっきり目の前に現れ、

源氏は悲しみを新たにする。

 

須磨の侘び住まいで、

源氏は都の人々と便りを交わしたり

絵を描いたりしつつ、淋しい日々を送る。

つれづれの物語に明石の君の噂を聞き、

また都から頭中将がはるばる訪ねてきて、

一時の再会を喜び合った。

 

やがて三月上巳の日、

海辺で祓えを執り行った矢先に

恐ろしい嵐が須磨一帯を襲い、

源氏一行は皆恐怖におののいた。

 

🌿🎼 緑葉は薫る written by のる🌿

 

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