google.com, pub-8944455872984568, DIRECT, f08c47fec0942fa0

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語300 第12帖 須磨34】源氏は京に使いを出した。藤壺の宮、朧月夜の君、左大臣へも書き、若君の乳母の君へも 育児についての注意を書いて送った。

源氏は京へ使いを出すことにした。

二条の院へと入道の宮へとの手紙は容易に書けなかった。

へは、

 松島の あまの苫屋《とまや》も いかならん

 須磨の浦人 しほたるる頃《ころ》

 いつもそうでございますが、

 ことに五月雨にはいりましてからは、

 悲しいことも、昔の恋しいこともひときわ深く、

 ひときわ自分の世界が暗くなった気がいたされます。

 というのであった。

尚侍《ないしのかみ》の所へは、

例のように中納言の君への私信のようにして、

 その中へ入れたのには、

 流人《るにん》のつれづれさに

 昔の追想されることが多くなればなるほど、

 お逢いしたくてならない気ばかりがされます。

 こりずまの 浦のみるめの ゆかしきを

 塩焼くあまや いかが思はん

 と書いた。なお言葉は多かった。

左大臣へも書き、

若君の乳母《めのと》の宰相の君へも

育児についての注意を源氏は書いて送った。

 

【源氏物語 第十二帖 須磨(すま)】

朧月夜との仲が発覚し、追いつめられた光源氏は

後見する東宮に累が及ばないよう、

自ら須磨への退去を決意する。

左大臣家を始めとする親しい人々や藤壺に暇乞いをし、

東宮や女君たちには別れの文を送り、

一人残してゆく紫の上には領地や財産をすべて託した。

 

 須磨へ発つ直前、桐壺帝の御陵に参拝したところ、

生前の父帝の幻がはっきり目の前に現れ、

源氏は悲しみを新たにする。

 

須磨の侘び住まいで、

源氏は都の人々と便りを交わしたり

絵を描いたりしつつ、淋しい日々を送る。

つれづれの物語に明石の君の噂を聞き、

また都から頭中将がはるばる訪ねてきて、

一時の再会を喜び合った。

 

やがて三月上巳の日、

海辺で祓えを執り行った矢先に

恐ろしい嵐が須磨一帯を襲い、

源氏一行は皆恐怖におののいた。

 

💠🎼ひとりきりの夕べ written by のる💠

源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧ください🪷

https://syounagon-web-1.jimdosite.com

 

🪷聴く古典文学 少納言チャンネルは、聴く古典文学動画です。チャンネル登録お願いします🪷

[rakuten:f162027-takaoka:10000083:detail]