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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語251 第十帖 賢木63】中将はいろいろな詩集を持って遊びに来た。源氏も詩集を出し、詩人達を呼び 韻ふたぎに勝負をつけようとした。

🌸🎼 降りしきる、白(Tha long spell of falling down,white) written by 蒲鉾さちこ

夏の雨がいつやむともなく降って

だれもつれづれを感じるころである、

三位中将はいろいろな詩集を持って

二条の院へ遊びに来た。

源氏も自家の図書室の中の、

平生使わない棚の本の中から

珍しい詩集を選《え》り出して来て、

詩人たちを目だつようにはせずに、

しかもおおぜい呼んで左右に人を分けて、

よい賭物《かけもの》を出して

韻ふたぎに勝負をつけようとした。

 

隠した韻字をあてはめていくうちに、

むずかしい字がたくさん出てきて、

経験の多い博士なども困った顔をする場合に、

時々源氏が注意を与えることがよくあてはまるのである。

非常な博識であった。

 

「どうしてこんなに何もかもがおできになるのだろう。

 やはり前生《ぜんしょう》の因に

 特別なもののある方に違いない」

などと学者たちがほめていた。

とうとう右のほうが負けになった。

 

それから二日ほどして三位中将が負けぶるまいをした。

たいそうにはしないで雅趣のある檜破子《ひわりご》弁当が出て、

勝ち方に出す賭物《かけもの》も多く持参したのである。

 

【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

正妻の葵の上が亡くなった。

六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと

世間は噂していた。

しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。

彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。

 

いよいよ出発間近となった。  

このまま別れるのはあまりにも忍びないと、

源氏も御息所のもとを訪ねる。

顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、

伊勢へと下って行った。

 

 桐壷院の病が重くなる。

死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを

遺言で託した後  ほどなく崩御してしまう。  時勢は、

左大臣側から朱雀帝の外戚である右大臣側に移って行った。

朱雀帝の優しい性格もあって、

政治は右大臣に権力が集中していった。

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