google.com, pub-8944455872984568, DIRECT, f08c47fec0942fa0

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語580 第19帖 薄雲11】紫の上は、明石の姫君を大切に世話をする。抱いたり、ながめたりすることが またとない喜びであり、姫君も懐いていった。乳母も紫の上と親しくなった。

どうしてあの人に生まれて、

この人に生まれてこなかったか、

自分の娘として完全に瑕《きず》のない所へは

なぜできてこなかったのかと、

さすがに残念にも源氏は思うのであった。

当座は母や祖母や、

大井の家で見馴れた人たちの名を呼んで泣くこともあったが、

大体が優しい、美しい気質の子であったから、

よく夫人に親しんでしまった。

女王《にょおう》は可憐《かれん》なものを得たと

満足しているのである。

専心にこの子の世話をして、

抱いたり、ながめたりすることが夫人のまたとない喜びになって、

乳母も自然に夫人に接近するようになった。

ほかにもう一人身分ある女の乳の出る人が乳母に添えられた。

🌿間 written by Fukagawa  

 

少納言のホームページ 源氏物語&古典 少納言の部屋🪷ぜひご覧ください🌿

https://syounagon.jimdosite.com

 

🪷聴く古典文学 少納言チャンネルは、聴く古典文学動画。チャンネル登録お願いします🪷