google.com, pub-8944455872984568, DIRECT, f08c47fec0942fa0

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語280 第12帖 須磨14】源氏は、愛妻と一緒に配所に行くことは、迫害をする口実を与えるようなものだからと紫の上に言う。

🌸🎼切ない風に吹かれて…(Blowing in the nostalgic wind) 🌸written by蒲鉾さちこ


「私がいつまでも現状に置かれるのだったら、

 どんなひどい侘び住居《ずまい》であってもあなたを迎えます。

 今それを実行することは人聞きが穏やかでないから、

 私は遠慮してしないだけです。

 勅勘の人というものは、

 明るい日月の下へ出ることも許されていませんからね。

 のんきになっていては罪を重ねることになるのです。

 私は犯した罪のないことは自信しているが、

前生の因縁か何かでこんなことにされているのだから、

 まして愛妻といっしょに配所へ行ったりすることは

 例のないことだから、

 常識では考えることもできないようなことをする政府に

 また私を迫害する口実を与えるようなものですからね」

などと源氏は語っていた。

 

【源氏物語 第十二帖 須磨(すま)】

朧月夜との仲が発覚し、追いつめられた光源氏は

後見する東宮に累が及ばないよう、

自ら須磨への退去を決意する。

左大臣家を始めとする親しい人々や藤壺に暇乞いをし、

東宮や女君たちには別れの文を送り、

一人残してゆく紫の上には領地や財産をすべて託した。

 

 須磨へ発つ直前、桐壺帝の御陵に参拝したところ、

生前の父帝の幻がはっきり目の前に現れ、

源氏は悲しみを新たにする。

 

須磨の侘び住まいで、

源氏は都の人々と便りを交わしたり

絵を描いたりしつつ、淋しい日々を送る。

つれづれの物語に明石の君の噂を聞き、

また都から頭中将がはるばる訪ねてきて、

一時の再会を喜び合った。

 

やがて三月上巳の日、

海辺で祓えを執り行った矢先に

恐ろしい嵐が須磨一帯を襲い、

源氏一行は皆恐怖におののいた。

 

💠聴く古典文学📚少納言チャンネルは、聴く古典として動画を作っております。ぜひチャンネル登録お願いします🌷

 

少納言のホームページ 源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧ください🪷

https://syounagon-web-1.jimdosite.com

 

 

[rakuten:f193844-showa:10000216:detail]