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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

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【源氏物語248 第十帖 賢木60】春の除目の際 宮付きになってる方々は冷遇された。尼になられたことで 口実をつけて政府のご待遇も変わってきた。

🌸🎼 真実 written by チョコミント🌸

春期の官吏の除目《じもく》の際にも、

この宮付きになっている人たちは

当然得ねばならぬ官も得られず、

宮に付与されてある権利で

推薦あそばされた人々の位階の陞叙《しょうじょ》も

そのままに捨て置かれて、

不幸を悲しむ人が多かった。

尼におなりになったことで后の御位《みくらい》は消滅して、

それとともに給封もなくなるべきであると法文を解釈して、

その口実をつけて政府の御待遇が変わってきた。

宮は予期しておいでになったことで、

何の執着も

それに対して持っておいでにならなかったが、

お付きの役人たちにたより所を失った悲しいふうの見える時などは

お心にいささかの動揺をお感じにならないこともなかった。

しかも自分は犠牲になっても

東宮の御即位に

支障を起こさないように祈るべきであると、

宮はどんな時にもお考えになっては

専心に仏勤めをあそばされた。

お心の中に人知れぬ恐怖と不安があって、

御自身の信仰によって、

その罪の東宮に及ばないことを期しておいでになった。

そうしてみずから慰められておいでになったのである。

 

【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

正妻の葵の上が亡くなった。

六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと

世間は噂していた。

しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。

彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。

 

いよいよ出発間近となった。  

このまま別れるのはあまりにも忍びないと、

源氏も御息所のもとを訪ねる。

顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、

伊勢へと下って行った。

 

 桐壷院の病が重くなる。

死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを

遺言で託した後  ほどなく崩御してしまう。  時勢は、

左大臣側から朱雀帝の外戚である右大臣側に移って行った。

朱雀帝の優しい性格もあって、

政治は右大臣に権力が集中していった。

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