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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語230 第十帖 賢木42】源氏から贈られた紅葉には手紙が結んであった。藤壺の宮は女房たちの不審を招くとお思いになり反感をお覚えになった。

🌸桜の樹の下には written by ハシマミ🌸

実際珍しいほどにきれいな紅葉であったから、

中宮も喜んで見ておいでになったが、

その枝に小さく結んだ手紙が一つついていた。

女房たちがそれを見つけ出した時、

宮はお顔の色も変わって、

まだあの心を捨てていない、

同情心の深いりっぱな人格を持ちながら、

こうしたことを突発的にする矛盾があの人にある、

女房たちも不審を起こすに違いないと

反感をお覚えになって、

《かめ》に挿させて、

《ひさし》の間の柱の所へ出しておしまいになった。

ただのこと、

東宮の御上についてのことなどには信頼あそばされることを、

丁寧に感情を隠して告げておよこしになる中宮を、

どこまでも理智だけをお見せになると源氏は恨んでいた。

東宮のお世話はことごとく源氏がしていて、

それを今度に限って冷淡なふうにしてみせては

人が怪しがるであろうと思って、

源氏は中宮が御所をお出になる日に行った。

まず帝《みかど》のほうへ伺ったのである

 

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【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

正妻の葵の上が亡くなった。

六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと

世間は噂していた。

しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。

彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。

いよいよ出発間近となった。  

このまま別れるのはあまりにも忍びないと、

源氏も御息所のもとを訪ねる。

顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、

伊勢へと下って行った。

 

 桐壷院の病が重くなる。

死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを

遺言で託した後  ほどなく崩御してしまう。  時勢は、

左大臣側から朱雀帝の外戚である右大臣側に移って行った。

朱雀帝の優しい性格もあって、

政治は右大臣に権力が集中していった。

 

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