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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

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【源氏物語260 第10帖 賢木72 完】激怒する大后に、どうしてお話ししたろうと後悔した。大后は源氏の排斥を企てようとお思いになった。

💠時の残影 written by のる💠

きつい調子で、

だれのこともぐんぐん悪くお言いになるのを、

聞いていて大臣は、

ののしられている者のほうがかわいそうになった。

なぜお話ししたろうと後悔した。

「でもこのことは当分秘密にしていただきましょう。

 陛下にも申し上げないでください。

 どんなことがあっても許してくださるだろうと、

 あれは陛下の御愛情に甘えているだけだと思う。

 私がいましめてやって、

 それでもあれが聞きません時は私が責任を負います

などと大臣は最初の意気込みに似ない弱々しい申し出をしたが、

もう太后の御機嫌《きげん》は直りもせず、

源氏に対する憎悪《ぞうお》の減じることもなかった。

皇太后である自分もいっしょに住んでいる邸内に来て

不謹慎きわまることをするのも、

自分を

いっそう侮辱して見せたい心なのであろうとお思いになると、

残念だというお心持ちがつのるばかりで、

これを動機にして

源氏の排斥を企てようともお思いになった。

 

【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

正妻の葵の上が亡くなった。

六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと

世間は噂していた。

しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。

彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。

 

いよいよ出発間近となった。  

このまま別れるのはあまりにも忍びないと、

源氏も御息所のもとを訪ねる。

顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、

伊勢へと下って行った。

 

 桐壷院の病が重くなる。

死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを

遺言で託した後  ほどなく崩御してしまう。  時勢は、

左大臣側から朱雀帝の外戚である右大臣側に移って行った。

朱雀帝の優しい性格もあって、

政治は右大臣に権力が集中していった。

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