🌿清少納言(62番) 後拾遺集 雑・940
🍃夜をこめて 鳥の空音は 謀るとも よに逢坂の 関は許さじ
〜夜がまだ明けないうちに、 鶏の鳴き真似をして人をだまそうとしても、
函谷関(かんこくかん)ならともかく、 この逢坂の関は決して許しませんよ。
(だまそうとしても、決して逢いませんよ)
🌸清少納言🌸 せいしょうなごん (966?~1027?)
百人一首36番の清原深養父(きよはらのふかやぶ)のひ孫
42番の清原元輔(もとすけ)の娘 橘則光(たちばなののりみつ)との離婚後、
一条天皇の皇后定子(ていし)に仕えました。 「枕草子」の作者。
この歌は、藤原行成殿への歌ですが、これがまたとんでもない返歌で応酬💦
逢坂は ひと越えやすき関なれば 鶏鳴かぬにもあけてまつとか
逢坂の関は超えやすいし、鶏なんか鳴かなくても開けて待ってるんじゃないの?
おいおい、いくらなんでも無礼な返歌だぞ、行成殿‥
清少納言と藤原行成殿、なかなか面白い御関係です😊
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