google.com, pub-8944455872984568, DIRECT, f08c47fec0942fa0

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語566 第17帖 絵合19】朱雀院も素晴らしい絵を梅壺にご寄贈遊ばされた。画伯に製作させた大極殿の御櫛の式の立派な絵もあった


院もこの勝負のことをお聞きになって、

梅壺へ多くの絵を御寄贈あそばされた。

宮中で一年じゅうにある儀式の中のおもしろいのを

昔の名家が描いて、

延喜《えんぎ》の帝が御自身で説明をお添えになった

古い巻き物のほかに、

御自身の御代《みよ》の宮廷にあった

はなやかな儀式などをお描かせになった絵巻には、

斎宮《さいぐう》発足の日の

大極殿《だいごくでん》の別れの御櫛《みぐし》の式は、

御心《みこころ》に沁《し》んで思召されたことなのであったから、

特に構図なども

公茂画伯《きんもちがはく》に詳しくお指図《さしず》をあそばして

製作された非常にりっぱな絵もあった。

沈《じん》の木の透かし彫りの箱に入れて、

同じ木で作った上飾りを付けた新味のある御贈り物であった。

御|挨拶《あいさつ》はただお言葉だけで

院の御所への勤務もする左近の中将がお使いをしたのである。

🪷辺の夜桜 written by のる 🪷

 

🌸第17帖 絵合(えあわせ)の内容はこちら

少納言のホームページ  源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧ください🪷

https://syounagon-web-1.jimdosite.com

 

🪷聴く古典文学 少納言チャンネルは、聴く古典文学動画。チャンネル登録お願いします🪷