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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

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【源氏物語525 第15帖 蓬生25】四月ごろに花散里を訪ねようと二条の院を出た。雨がやんだあとで月が出てきた。青春時代の忍び歩きの思い出される艶な夕月夜であった。


源氏は長くこがれ続けた紫夫人のもとへ

帰りえた満足感が大きくて、

ただの恋人たちの所などへは

足が向かない時期でもあったから、

常陸の宮の女王はまだ生きているだろうか

というほどのことは時々心に上らないことはなかったが、

捜し出してやりたいと思うことも、

急ぐことと思われないでいるうちにその年も暮れた。

四月ごろに花散里《はなちるさと》を訪ねて見たくなって

夫人の了解を得てから源氏は二条の院を出た。

幾日か続いた雨の残り雨らしいものが降って

やんだあとで月が出てきた。

青春時代の忍び歩きの思い出される艶《えん》な夕月夜であった。

🪷零れる涙 written by ゆうり🪷  

🌷第15帖 蓬生(よもぎう)のあらすじはこちら↓

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