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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語487 第14帖 澪標61】源氏は、斎宮の宮に 「降り乱れ ひまなき空に 亡き人の 天《あま》がけるらん 宿ぞ悲しき」 という手紙を送った。

雪が霙《みぞれ》となり、

また白く雪になるような荒日和《あれびより》に、

宮がどんなに寂しく思っておいでになるであろうと

想像をしながら源氏は使いを出した。

こういう天気の日にどういうお気持ちでいられますか。

 降り乱れ ひまなき空に 亡き人の

 天《あま》がけるらん 宿ぞ悲しき

という手紙を送ったのである。

紙は曇った空色のが用いられてあった。

若い人の目によい印象があるようにと思って、

骨を折って書いた源氏の字はまぶしいほどみごとであった。

 

❄️🎼雪月花 written by まんぼう二等兵 ❄️

 

🪷澪標(みおつくし)のあらすじはこちらをご覧ください🪷

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