あふれるような愛を持って、
涙ぐみながら将来の約束を女にする源氏を見ては、
これだけの幸福をうければもうこの上を願わないで
あきらめることもできるはずであると思われるのであるが、
女は源氏が美しければ美しいだけ
自身の価値の低さが思われて悲しいのであった。
秋風の中で聞く時にことに寂しい波の音がする。
塩を焼く煙がうっすり空の前に浮かんでいて、
感傷的にならざるをえない風景がそこにはあった。
❄️🎼雪の終わりに written by MATSU❄️
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