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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語292 第12帖 須磨26】源氏は、東宮へもお暇乞いの御挨拶をした。この手紙は、桜の花の大部分は散った枝へ つけてあった。

源氏は東宮へもお暇乞いの御挨拶《あいさつ》をした。

中宮は王命婦《おうみょうぶ》を御自身の代わりに

宮のおそばへつけておありになるので、

その部屋のほうへ手紙を持たせてやったのである。

 

いよいよ 今日京を立ちます。

もう一度伺って宮に拝顔を得ませぬことが、

何の悲しみよりも大きい悲しみに私は思われます。

何事も胸中を御推察くだすって、

よろしきように宮へ申し上げてください。

いつかまた 春の都の 花を見ん

時うしなへる山がつにして

この手紙は、桜の花の大部分は散った枝へつけてあった。

 

【源氏物語 第十二帖 須磨(すま)】

朧月夜との仲が発覚し、追いつめられた光源氏は

後見する東宮に累が及ばないよう、

自ら須磨への退去を決意する。

左大臣家を始めとする親しい人々や藤壺に暇乞いをし、

東宮や女君たちには別れの文を送り、

一人残してゆく紫の上には領地や財産をすべて託した。

 

 須磨へ発つ直前、桐壺帝の御陵に参拝したところ、

生前の父帝の幻がはっきり目の前に現れ、

源氏は悲しみを新たにする。

 

須磨の侘び住まいで、

源氏は都の人々と便りを交わしたり

絵を描いたりしつつ、淋しい日々を送る。

つれづれの物語に明石の君の噂を聞き、

また都から頭中将がはるばる訪ねてきて、

一時の再会を喜び合った。

 

やがて三月上巳の日、

海辺で祓えを執り行った矢先に

恐ろしい嵐が須磨一帯を襲い、

源氏一行は皆恐怖におののいた。

 

🌿🎼 さようなら written by ハシマミ 🌿

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