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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

源氏物語202 第十帖 賢木14】立派でお美しく見える朱雀帝に韻は御満足をお感じなる。院は種々と御教訓をお残しになる。

🌸涙雨 🌸 🎼 music by ミルアージュ

風采ふうさい》もごりっぱで、

以前よりもいっそうお美しくお見えになる帝に

院は御満足をお感じになり、

頼もしさもお覚えになるのであった。

高貴な御身でいらせられるのであるから、

感情のままに

父帝のもとにとどまっておいでになることはできない。

その日のうちに還幸されたのであるから、

お二方のお心は、

お逢いになったあとに長く悲しみが残った。

東宮も同時に行啓《ぎょうけい》になるはずであったが

たいそうになることを思召《おぼしめ》して

別の日に院のお見舞いをあそばされた。

御年齢以上に

大人らしくなっておいでになる愛らしい御様子で、

しばらくぶりでお逢いになる喜びが勝って、

今の場合も深くおわかりにならず、

無邪気にうれしそうにして院の前へおいでになったのも

哀れであった。

その横で中宮が泣いておいでになるのであるから、

院のお心はさまざまにお悲しいのである。

種々と御教訓をお残しになるのであるが、

幼齢の東宮にこれがわかるかどうかと疑っておいでになる 御心から

そこに寂しさと悲しさがかもされていった。

源氏にも朝家《ちょうけ》の政治に携わる上に

心得ていねばならぬことをお教えになり、

東宮をお援《たす》けせよということを

繰り返し繰り返し仰せられた。

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