【🌼古事記〈こじき〉】
【古事記31〜五、天照大神と大国主命〈アメノワカヒコ②〉】天照大神、タカミムスビの神が「天若日子が久しく返事をしないが、どの神を遣して天若日子の留まつている仔細を尋ねさせようか」とお尋ねになりました。
——天若日子に關する部分は、語部などによつて語られた物語の插入。—— 天照らす大神のお言葉で、 「葦原《あしはら》の水穗《みずほ》の國《くに》は我《わ》が御子《みこ》の マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミの命のお治め遊《あそ》ばすべき國である…
——天若日子に關する部分は、語部などによつて語られた物語の插入。—— 天照らす大神のお言葉で、 「葦原《あしはら》の水穗《みずほ》の國《くに》は我《わ》が御子《みこ》の マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミの命のお治め遊《あそ》ばすべき國である…
——天若日子に關する部分は、語部などによつて語られた物語の插入。—— 天照らす大神のお言葉で、 「葦原《あしはら》の水穗《みずほ》の國《くに》は我《わ》が御子《みこ》の マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミの命のお治め遊《あそ》ばすべき國である…
【國讓り】 ——出雲の神が、託宣によつて國を讓つたことを語る。 出雲大社の鎭坐縁起を、政治的に解釋したものと考えられる。—— かように天若日子もだめだつたので、天照らす大神の仰せになるには、 「またどの神を遣したらよかろう」と仰せになりました。 そ…
——本來は、祭の庭に神の降下することを説くものと解せられるが、 政治的に解釋されており、諸氏の傳來の複合した形になつている。—— そこで天照らす大神、高木の神のお言葉で、太子オシホミミの命に仰せになるには、 「今葦原の中心の國は平定し終つたと申す…
【古事記38〜六、ニニギの命🌹猿女の君】八重立つ雲を押し分け勢いよく道を押し分け、天からの階段により下の世界に浮洲があり、それにお立ちになつて、遂に筑紫の東方なる高千穗の尊い峰にお降り申さしめました。
【猿女の君】 ——前にあつたウズメの命がサルタ彦の神を見顯す神話に接續するものである。 猿女の君の系統の傳來で、もと遊離していたものを取り入れたのであろう。—— そこでアマツヒコホノニニギの命に仰せになつて、天上の御座を離れ、 八重《やえ》立つ雲…
【木の花の咲くや姫】 ——人名に對する信仰が語られ、また古代の婚姻の風習から生じ易い疑惑の解決法が語られる。—— さてヒコホノニニギの命は、 カササの御埼《みさき》で美しい孃子《おとめ》にお遇いになつて、 「どなたの女子《むすめご》ですか」とお尋…
東征 ——#日向 から發して#大和 にはいろうとして失敗することを語る。 #速吸の門 の物語の位置が地理の實際と合わないのは、諸氏の傳來の合併だからである。—— #カムヤマトイハレ彦 の命(神武天皇)、兄君の#イツセの命 とお二方、 #筑紫 の#高千穗 の宮に…
イザナギの命とイザナミの命 【天地のはじめ】 ——世界のはじめにまず神々の出現したことを説く。 これらの神名には、それぞれ意味があつて、 その順次に出現することによつて世界ができてゆくことを述べる。 特に最初の三神は、抽象的概念の表現として重視さ…
【島々の生成】 ——神が生み出す形で國土の起原を語る。—— そこで天の神樣方の仰せで、 イザナギの命《みこと》・イザナミの命《みこと》御二方《おふたかた》に、 「この漂つている國を整えてしつかりと作り固めよ」とて、 りつぱな矛《ほこ》をお授けになつ…
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武烈天皇 ヲハツセノワカサザキの命(武烈天皇)、大和の長谷《はつせ》の列木《なみき》の宮においでになつて、八年天下をお治めなさいました。 この天皇は御子がおいでになりません。 そこで御子の代りとして小長谷部《おはつせべ》をお定めになりました。…
引田部の赤猪子 また或る時、三輪河にお遊びにおいでになりました時に、河のほとりに衣を洗う孃子がおりました。 美しい人でしたので、天皇がその孃子に 「あなたは誰ですか」とお尋ねになりましたから、 「わたくしは引田部《ひけたべ》の赤猪子《あかいこ…
后妃と皇子女 オホハツセノワカタケの命(雄略天皇)、大和の長谷《はつせ》の朝倉の宮においでになつて天下をお治めなさいました。 天皇はオホクサカの王の妹のワカクサカベの王と結婚しました。御子はございません。 またツブラオホミの女のカラ姫と結婚し…
——播磨の國のシジムの家に隱れていた二少年が見出されて、遂に帝位につく物語の前提である。 それから後に、近江の佐々紀《ささき》の山の君の祖先のカラフクロが申しますには、 「近江のクタワタのカヤ野に鹿が澤山おります。その立つている足は薄原《すす…
御子のアナホの御子(安康天皇)、石《いそ》の上《かみ》の穴穗の宮においでになつて天下をお治めなさいました。 天皇は、弟のオホハツセの王子のために、坂本の臣たちの祖先のネの臣を、オホクサカの王のもとに遣わして、仰せられましたことは 「あなたの…
マヨワの王の変 御子のアナホの御子(安康天皇)、石《いそ》の上《かみ》の穴穗の宮においでになつて天下をお治めなさいました。 天皇は、弟のオホハツセの王子のために、坂本の臣たちの祖先のネの臣を、オホクサカの王のもとに遣わして、仰せられましたこ…
后妃と皇子女 弟のヲアサヅマワクゴノスクネの王(允恭天皇)、大和の遠つ飛鳥の宮においでになつて天下をお治めなさいました。 この天皇、オホホドの王の妹のオサカノオホナカツ姫の命と結婚してお生みになつた御子《みこ》は、キナシノカルの王・ヲサダの…
履中天皇とスミノエノナカツ王 ——大和の漢《あや》氏、多治比部などの傳承の物語。—— 御子のイザホワケの王(履中天皇)、大和のイハレの若櫻《わかざくら》の宮においでになつて、天下をお治めなさいました。 この天皇、葛城《かずらき》のソツ彦の子のアシ…
雁の卵 また或る時、天皇が御宴をお開きになろうとして、姫島においでになつた時に、その島に雁が卵を生みました。 依つてタケシウチの宿禰を召して、歌をもつて雁の卵を生んだ樣をお尋ねになりました。その御歌は、 わが大臣よ、 あなたは世にも長壽の人だ…
皇后 磐姫の命 これより後に皇后樣が御宴をお開きになろうとして、柏《かしわ》の葉を採りに紀伊の國においでになつた時に、天皇がヤタの若郎女と結婚なさいました。 ここに皇后樣が柏の葉を御船にいつぱいに積んでお還りになる時に、水取の役所に使われる吉…
皇后石の姫の命は非常に嫉妬なさいました。 それで天皇のお使いになつた女たちは宮の中にも入りません。 事が起ると足擦《あしず》りしてお妬みなさいました。 しかるに天皇、吉備《きび》の海部《あまべ》の直《あたえ》の女、黒姫《くろひめ》という者が美…
一、仁徳天皇 后妃と皇子女 オホサザキの命(仁徳天皇)、難波《なにわ》の高津《たかつ》の宮においでになつて天下をお治めなさいました。 この天皇、葛城のソツ彦の女の石《いわ》の姫の命(皇后)と結婚してお生みになつた御子は、オホエノイザホワケの命…
秋山の下氷壯夫と春山の霞壯夫 ——同じく異類婚姻説話であるが、前の物語に比してずつと日本ふうになつている。 海幸山幸物語との類似點に注意。—— ここに神の女《むすめ》、イヅシ孃子という神がありました。 多くの神がこのイヅシ孃子を得ようとしましたが…
天の日矛 ——異類婚姻説話の一つ、朝鮮系統のものである。 終りに出石神社の由來がある。但馬の國の語部が傳えたのだろう。—— また新羅《しらぎ》の國王の子の天《あめ》の日矛《ひほこ》という者がありました。 この人が渡つて參りました。 その渡つて來た故…
文化の渡来 ——大陸の文化の渡來した記憶がまとめて語られる。多くは朝鮮を通して、また直接にも。—— この御世に、海部《あまべ》・山部・山守部・伊勢部をお定めになりました。 劒の池を作りました。 また新羅人《しらぎびと》が渡つて來ましたので、タケシ…
髮長姫 ——酒宴で孃子を贈り、また孃子を得た喜びの歌曲。 古く諸縣舞《むらがたまい》という舞があつたが、關係があるかもしれない。—— また天皇が、日向の國の諸縣《むらがた》の君の女《むすめ》の髮長姫《かみながひめ》が美しいとお聞きになつて、お使い…
葛野《かずの》の歌 ——國ほめの歌曲の一つ。—— 或る時、天皇が近江の國へ越えてお出ましになりました時に、宇治野の上にお立ちになつて葛野《かずの》を御覽になつてお詠みになりました御歌、 葉の茂《しげ》つた葛野《かずの》を見れば、 幾千も富み榮えた…