同じく母といっても、宮と御息所は親一人子一人で、
片時離れることもない十幾年の御生活であった。
斎宮が母君とごいっしょに行かれることは
あまり例のないことであったが、
しいてごいっしょにお誘いになったほどの母君が、
死の道だけはただ一人でおいでになったとお思いになることが、
斎宮の尽きぬお悲しみであった。
🪻🎼花影 written by Fukagawa🎼
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