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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語261 第11帖 花散里1】麗景殿の女御の妹君の花散里(はなちるさと)と古くからの恋仲であった源氏。ふと尋ねてみようと思った。

みずから求めてしている恋愛の苦は

昔もこのごろも変わらない源氏であるが、

ほかから受ける忍びがたい圧迫が近ごろになって

ますます加わるばかりであったから、

心細くて、

人間の生活というものからのがれたい欲求も起こるが、

さてそうもならない《ほだし》は幾つもあった。

麗景殿《れいげいでん》の女御《にょご》といわれた方は

皇子女もなくて、

院がお崩《かく》れになって以後は

まったくたよりない身の上になっているのであるが、

源氏の君の好意で生活はしていた。

この人の妹の三の君と源氏は若い時代に恋愛をした。

例の性格から関係を絶つこともなく、

また夫人として待遇することもなしに

まれまれ通っているのである。

女としては煩悶《はんもん》をすることの多い境遇である。

 

物哀れな心持ちになっているこのごろの源氏は、

急にその人を訪《と》うてやりたくなった心は

おさえきれないほどのものだったから、

五月雨《さみだれ》の珍しい晴れ間に行った。

目だたない人数を従えて、

ことさら簡素なふうをして出かけたのである。

 

【源氏物語 第十一帖 花散里(はなちるさと)】

光源氏25歳夏の話。

五月雨の頃、

源氏は故桐壺院の妃の一人麗景殿女御を訪ねる。

妹の三の君(花散里)は源氏の恋人で、

姉妹は院の没後源氏の庇護を頼りに

ひっそりと暮らしていた。

訪問の途中、

かつて会った中川の女の元に歌を詠みかけるが、

既に心変わりしてしまったのかやんわりと拒絶される。

女御の邸は橘の花が香り、

昔を忍ばせるほととぎすの声に

源氏は女御としみじみと昔話を語り合い、

その後そっと三の君を訪れた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

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