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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2023-02-22から1日間の記事一覧

源氏は初めて 夕顔に顔を見せる【源氏物語44 第4帖 夕顔10】夕顔も打ち解けている。六条御息所を気に掛ける。夜、枕元に美しい女が座っている

『夕露に ひもとく花は 玉鉾《たまぼこ》の たよりに見えし 縁《えに》こそありけれ』 あなたの心あてにそれかと思うと言った時の人の顔を 近くに見て幻滅が起こりませんか」 と言う源氏の君を後目《しりめ》に女は見上げて、 『光ありと 見し夕顔の うは露…

不気味な院に赴いた源氏【源氏物語 43 第4帖 夕顔9】夕顔は不安がる。二人で朝を迎えて 荒れた庭を眺める。怯える女君を愛おしく思う

呼び出した院の預かり役の出て来るまで留めてある車から、 忍ぶ草の生い茂った門の廂《ひさし》が見上げられた。 たくさんにある大木が暗さを作っているのである。 霧も深く降っていて空気の湿っぽいのに 車の簾《すだれ》を上げさせてあったから源氏の袖も …

源氏は夕顔を永遠に共にいたいと願う【源氏物語 42 第4帖 夕顔 8】夕顔は繊細な感じのする可憐な美女。二人でゆっくり過ごそうと帝室の後院である某院に行く。

白い袷《あわせ》に柔らかい淡紫《うすむらさき》を重ねた はなやかな姿ではない、ほっそりとした人で、 どこかきわだって非常によいというところはないが 繊細な感じのする美人で、 ものを言う様子に弱々しい可憐《かれん》さが十分にあった。 才気らしいも…

夕顔は頭中将の恋人だった?【源氏物語 41 第4帖 夕顔 7】強く惹かれる源氏。頭中将の恋人だったのではと思う。庶民の生活の音、小さな庭の秋に情緒を感じる

源氏もこんなに真実を隠し続ければ、 自分も女のだれであるかを知りようがない、 今の家が仮の住居であることは間違いのないことらしいから、 どこかへ移って行ってしまった時に、 自分は呆然《ぼうぜん》とするばかりであろう。 行くえを失ってもあきらめが…