💠藤原実方(51番) 後拾遺集 恋一・612
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを🌿
〜こんなに恋い慕っているということだけでも あなたに伝えたいのですが、
伝えられない。 あなたは知らないでしょう。
伊吹山のさしも草のように 燃え上がる私の思いを。
藤原実方が清少納言の恋人でもあったと言われています。
💠 藤原実方 💠 ふじわらのさねかた (生年不明~~998年 貞信公の曾孫 左近中将であったが、 御所で 藤原行成といさかいを起こし、
その冠を地に投げ捨てた罪で 一条天皇の勘気にふれ、陸奥守に。
当時、冠を投げ捨てることは、 最大の侮辱にあたります。
↑リンクより引用
藤原実方は中古三十六歌仙の一人であり、歌道に秀でた人物である。
美男子で、数多くの女性と浮き名を流したとされる(清少納言もその中の一人である)。
そのため後世において『源氏物語』のモデルの一人と目されている。
史実としては、藤原北家の左大臣師尹の孫にあたり、
左近衛中将にまで昇進し、一条天皇に仕えている。
長徳元年(995年)、殿上にて歌のことで藤原行成と口論となった際
激情の余りに行成の冠を奪い投げ捨ててしまうという暴挙に出てしまった。
それを見咎めた一条天皇は「歌枕を見て参れ」と
実方に命じて陸奥守に左遷したのである。
本来であればしばらくの任期で都に戻れるはずだったのであろうが、
実方はこの陸奥国で不慮の事故により生涯を終える。
当時は、冠を投げ捨てるというのはとんでもない暴挙だったそうです💦
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