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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

第十八帖 松風(まつかぜ)源氏物語

【源氏物語578 第18帖 松風2】源氏から上京を促されるものの、明石の君は、身分の低さを不安に思う。姫君を田舎に置くこともできない。明石の君も両親も煩悶する。

明石へは始終手紙が送られた。 このごろは上京を促すことばかりを言う源氏であった。 女はまだ躊躇《ちゅうちょ》をしているのである。 わが身の上のかいなさをよく知っていて、 自分などとは比べられぬ都の貴女《きじょ》たちでさえ 捨てられるのでもなく、…

【源氏物語577 第18帖 松風1】東の院が落成したので 花散里をはじめ夫人達を源氏は移らせた。中央の寝殿は源氏が休憩したり客を招いたりした。

東の院が美々しく落成したので、 花散里《はなちるさと》といわれていた夫人を源氏は移らせた。 西の対から渡殿《わたどの》へかけてをその居所に取って、 事務の扱い所、家司《けいし》の詰め所なども備わった、 源氏の夫人の一人としての体面を 損じないよ…

源氏物語 第18帖 松風(まつかぜ)

光源氏31歳秋の話。 二条東院が完成し、源氏は西の対に花散里を移らせた。 東の対には明石の御方を迎えるつもりだったが、 明石入道は源氏に文で 「娘・明石の御方も住みなれたここを離れて、 上洛することには不安を抱えています。」 と伝えた。 大堰川近く…