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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

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【源氏物語686 第21帖 乙女41】惟光《これみつ》は典侍《ないしのすけ》の職が一つあいてある補充に娘を採用されたいと申し出た。源氏もその希望を叶えると聞いて 若君は聞いて残念に思った。

五節の舞い姫は皆とどまって

宮中の奉仕をするようとの仰せであったが、

いったんは皆退出させて、

近江守《おうみのかみ》のは唐崎《からさき》、

摂津守の子は浪速で祓いをさせたいと願って自宅へ帰った。

大納言も別の形式で宮仕えに差し上げることを奏上した。

左衛門督《さえもんのかみ》は娘でない者を

娘として五節に出したということで問題になったが、

それも女官に採用されることになった。

惟光《これみつ》は典侍《ないしのすけ》の職が

一つあいてある補充に娘を採用されたいと申し出た。

源氏もその希望どおりに

優遇をしてやってもよいという気になっていることを、

若君は聞いて残念に思った。

自分がこんな少年でなく、

六位級に置かれているのでなければ、

女官などにはさせないで、

父の大臣に乞《こ》うて同棲を黙認してもらうのであるが、

現在では不可能なことである。

恋しく思う心だけも知らせずに終わるのかと、

たいした思いではなかったが、

雲井の雁を思って流す涙といっしょに、

そのほうの涙のこぼれることもあった。

💐🎼甘い夢の一つ written by のる

 

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