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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語388 第13帖 明石50】娘の家は三昧堂が近くて、そこで鳴らす鐘の音が松風に響き合い 秋の虫が鳴いている。


山手の家は 林泉の美が浜の邸《やしき》にまさっていた。

浜の館《やかた》は派手に作り、

これは幽邃《ゆうすい》であることを主にしてあった。

若い女のいる所としてはきわめて寂しい。

こんな所にいては人生のことが

皆身にしむことに思えるであろうと源氏は恋人に同情した。

 

三昧堂《さんまいどう》が近くて、

そこで鳴らす鐘の音が松風に響き合って悲しい。

岩にはえた松の形が皆よかった。

植え込みの中にはあらゆる秋の虫が集まって鳴いているのである。

源氏は邸内をしばらくあちらこちらと歩いてみた。

娘の住居《すまい》になっている建物はことによく作られてあった。

🍂🎼秋の足音 written by のる🍂

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