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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語256 第十帖 賢木68】大臣は、朧月夜の君の着物に男の帯がまとわりついているのを見つけた。大臣ななんと恐ろしいことが起きてるのかと驚いた。

🌸🎼 Apprentice witch written by ハシマミ🌸

「なぜあなたはこんな顔色をしているのだろう。

 しつこい物怪《もののけ》だからね。

 修法《しゅほう》をもう少しさせておけばよかった」

こう言っている時に、

《うす》お納戸《なんど》色の男の帯

尚侍の着物にまといついてきているのを大臣は見つけた。

不思議なことであると思っていると、

また男の懐中紙《ふところがみ》にむだ書きのしてあるものが

几帳《きちょう》の前に散らかっているのも目にとまった。

なんという恐ろしいことが起こっているのだろうと大臣は驚いた。

 

「それはだれが書いたものですか、

 変なものじゃないか。

 ください。

 だれの字であるかを私は調べる」

と言われて振り返った尚侍は自身もそれを見つけた。

もう紛らわす術《すべ》はないのである。

返事のできることでもないのである。

 

【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

正妻の葵の上が亡くなった。

六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと

世間は噂していた。

しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。

彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。

 

いよいよ出発間近となった。  

このまま別れるのはあまりにも忍びないと、

源氏も御息所のもとを訪ねる。

顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、

伊勢へと下って行った。

 

 桐壷院の病が重くなる。

死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを

遺言で託した後  ほどなく崩御してしまう。  時勢は、

左大臣側から朱雀帝の外戚である右大臣側に移って行った。

朱雀帝の優しい性格もあって、

政治は右大臣に権力が集中していった。

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