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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2024-02-05から1日間の記事一覧

【源氏物語595 第19帖 薄雲26】すぐれた御人格の宮は、民衆のためにも大きな愛を持っておいでになった。世の中の人は皆 女院をお惜しみして泣いた。殿上の人も皆 真黒な喪服姿になって寂しい春であった。

力を落として深い悲しみに浸っていた。 尊貴な方でもすぐれた御人格の宮は、 民衆のためにも大きな愛を持っておいでになった。 権勢があるために知らず知らず一部分の人を しいたげることもできてくるものであるが、 女院にはそうしたお過《あやま》ちもなか…