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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2023-06-21から1日間の記事一覧

【源氏物語265 第十一帖 花散里5】「橘の香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を 訪ねてぞとふ」女御はしんみりとした気持ちになった。

モノローグ written by Koke 「橘の 香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を 訪ねてぞとふ」 昔の御代《みよ》が恋しくてならないような時には どこよりもこちらへ来るのがよいと今わかりました。 非常に慰められることも、 また悲しくなることもあります。 …

【源氏物語264 第11帖 花散里4】橘の木が懐かしい香を送る。女御は柔らかい気分の受け取れる上品な人であった。昔の宮廷の話をし 源氏は色々と思い出し泣いた。

巡る思い出 written by 蒲鉾さちこ 目的にして行った家は、 何事も想像していたとおりで、 人少なで、寂しくて、身にしむ思いのする家だった。 最初に女御の居間のほうへ訪ねて行って、 話しているうちに夜がふけた。 二十日月が上って、 大きい木の多い庭が…

【源氏物語263 第11帖 花散里3】歌を読みかけるも、女はわざと知らない風である。源氏はもっともであると思いつつも もの足らぬ気がした。

あの日の僕たちへ(Dear Our Past Days) written by 蒲鉾さちこ ほととぎす 語らふ声は それながら あなおぼつかな 五月雨《さみだれ》の空 こんな返歌をするのは、 わからないふうをわざと作っているらしいので、 「では門違いなのでしょうよ」 と惟光が言…