堤中納言物語より 『虫めづる姫君🦗』🌷
わたくし、足が6本🦗も、足が8本も🕷、足がないのも、
たくさんも🐛も苦手でございます😭
初めて、虫めづる姫君🌸を読んだときは、
その潔いまでの、虫変態ぶりに感服いたしました🌟
この姫君ののたまふこと、「人々の、花、蝶やとめづるこそ、はかなくあやしけれ。人は、まことあり、本地たづねたるこそ、心ばへをかしけれ。」とて、よろづの虫の、恐ろしげなるを取り集めて、「これが、成らむさまを見む。」とて、さまざまなる籠箱どもに入れさせ給ふ。中にも、「かは虫の、心深きさましたるこそ心にくけれ。」とて、明け暮れは、耳はさみをして、手の裏に添へ臥せて、まぼり給ふ。
この姫君がおっしゃることには、
「人々が、花よ、蝶よともてはやすのは、浅はかで不思議なことだ。人間には、誠実な心があり、物の正体を突き止めることこそ、心のあり方が優れているのだ。」
と言って、いろいろな虫で、恐ろしそうなのを採集して、
「これが成長する(としたら、その)様子を観察しよう。」
と言って、さまざまな虫籠などに(虫を)入れさせなさる。
中でも、「毛虫が、思慮深い様子をしているのは奥ゆかしい。」と言って、朝晩、額髪を耳の後ろにはさんで、(毛虫を)手のひらにおいて這わせて、じっと見守りなさる。
えっと、毛虫が思慮深い様子をしているのが奥ゆかしい💦
おっ おう😅
姫様👸、手のひらに、虫🐛乗せて観察って💦
( ̄▽ ̄;)
最初は、びっくりしたものの、この物語は深いのです。
短編でありながら、本質を見抜く姫君、年頃の娘を見守る親心✨
親の心配も、姫様👸一言 どーでもいいっと一刀両断💦
平安時代も現代も貴族も庶民も、思春期の攻防は同じ。親近感持ちますわ😜
ぜひ、読んでみてくださいませね🌟
『堤中納言物語』
虫めづる姫君🌸は、堤中納言物語の中の短編物語の一つです🌟
- 『堤中納言物語』(つつみちゅうなごんものがたり)は、日本の平安時代後期以降に成立した短編物語集
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