伊勢(19番)『新古今集』恋一・1049
難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや🌹
〜難波潟の入り江に茂っている芦の、
短い節と節の間のような短い時間でさえもお会いしたいのに、
それも叶わず、この世を過していけとおっしゃるのでしょうか。
🌹伊勢(いせ 875?~938年?)🌹
平安時代初期の人で、伊勢守・藤原継蔭の娘
宇多天皇の后・温子様に女官として仕えていました。
後に天皇の寵愛をうけて御息所(みやすんどころ)とも呼ばれました。
伊勢は皇子を出産しましたが、
敦慶親王や后の弟である藤原仲平にも愛されるなど、
伊勢は容貌や心情の美しい女性だと伝えられているだけでなく、
和歌にも優れ、藤原公任が選んだ三十六歌仙の一人にも数えられています 。
娘の中務も三十六歌仙🌸
【資料🌹】
なんと、こちらの宇多天皇うだてんのう
お猫様をとても愛して(それもツンデレ😊)
帝自ら愛猫にミルク粥を与えておられたとか(๑>◡<๑)💖
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宇多天皇は、学問の神様とも呼ばれる菅原道真 すがわらのみちざね公を重用しました。
(宇多天皇は、光孝天皇 こうこうてんのうの皇子です👑)
そして、これがネコ様愛溢れる
『宇多天皇御記』うだてんのうぎょき(または、寛平御記 かんぴょう ぎょき )
朕の閑時に、猫の消息を述べて曰ふ。
驪猫一隻、大宰大弐源精の秩満ちて来朝し、先帝に献ずる所なり。
(『寛平御記』寛平元年2月6日条)
ネコ様🐱は、大宰大弐だざいのだいに(大宰府の次官)であった源精が、光孝天皇に献上したものです。
純黒色の名馬🐎を表す「驪」を冠しているので黒猫だったようです。
その毛色、類はず愛しき云々。皆、浅黒色なるに、此れ独り黒く墨の如し。
其の形容を為すは、ああ、韓盧に似たり。長さ尺有五寸、高さ六寸ばかり。
其の屈するは秬粒の如くして、其の伸びるは長き弓を張るが如し。
眼睛晶□、針□の乱の如し。眩鋒の直竪の起き上がるが如く揺れず。
其の伏臥する時、団円して足尾見えず。宛も堀中の玄璧の如し。
其の行歩する時、寂寞にして音声聞こえず。恰も雲上の黒龍🐉の如し。
性、道行を好み、五禽に暗合す。常に頭を低くし、尾を地に著く。
しかるに背脊を聳せば高さ二尺ばかりなり。毛色、□澤盖、是に由るや。
亦、能く夜鼠を捕らへること、他猫に勝る。
(『寛平御記』寛平元年2月6日条)
難しい漢字だらけだけど、うちの猫さん🐈は、墨のように黒いんだ💖
韓盧 つまり韓の国の名犬みたいなんだ🐕🦺
伏せてる時は足も尻尾も見えなくて 黒い宝玉のようなんだよ💞
歩く時はひっそりと音を立てず 雲の上の黒龍🐉のよう💕
鼠を獲るのも、うちの子が一番すごいんだよ💞
ネコ様🐱への愛が溢れているっ ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ネコ様🐱愛といえば、一条天皇いちじょうてんのう
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清少納言の枕草子にもバッチリ書かれておりまする😂
【資料🌸】
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