伊勢(19番)『新古今集』恋一・1049
難波潟 みじかき芦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや🌹
〜難波潟の入り江に茂っている芦の、
短い節と節の間のような短い時間でさえもお会いしたいのに、
それも叶わず、この世を過していけとおっしゃるのでしょうか。
伊勢(いせ 875?~938年?)
平安時代初期の人で、
伊勢守・藤原継蔭の娘で、宇多天皇の后・温子様に女官として仕えていました。
後に天皇の寵愛をうけて御息所(みやすんどころ)とも呼ばれました。
伊勢は皇子を出産しましたが、
敦慶親王や后の弟である藤原仲平にも愛されるなど、
伊勢は容貌や心情の美しい女性だと伝えられているだけでなく、
和歌にも優れ、藤原公任が選んだ三十六歌仙の一人にも数えられています
娘の中務も三十六歌仙
母と娘で三十六歌仙って凄すぎる🌟💖
中務殿は敦慶(あつよし)親王(宇多天皇の皇子)と伊勢の間の子です🌸
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