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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2023-10-09から1日間の記事一覧

【源氏物語542 第16帖 関屋3】源氏は、今は右衛門佐になっている昔の小君をよんで 今は空蝉について話した。女君も色々な思いが浮かんできて煩悶した。

九月の三十日であったから、 山の紅葉は濃く淡《うす》く紅を重ねた間に、 霜枯れの草の黄が混じって見渡される逢坂山の関の口から、 また さっと一度に出て来た 襖姿《あおすがた》の侍たちの旅装の厚織物や くくり染めなどは一種の美をなしていた。 源氏の…

【源氏物語541 第16帖 関屋2】常陸介(前の伊予介)と空蝉の一行は打出の浜に来る頃に、源氏は粟田山を越えたということで 一旦下馬して源氏の一行見送ろうとした。

京から以前 紀伊守《きいのかみ》であった息子 その他の人が迎えに来ていて 源氏の石山詣《もう》でを告げた。 途中が混雑するであろうから、 こちらは早く逢坂山を越えておこうとして、 常陸介は夜明けに近江《おうみ》の宿を立って 道を急いだのであるが、…