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「京へお置きして参ることは気がかりでなりませんから いらっしゃいませ」 と誘うのであるが、 女王の心は なお忘れられた形になっている源氏を頼みにしていた。 どんなに時がたっても 自分の思い出される機会のないわけはない、 あれほど堅い誓いを自分にし…
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