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右は沈の木の箱に 浅香《せんこう》の下机《したづくえ》、 帛紗は青地の高麗錦《こうらいにしき》、 机の脚《あし》の組み紐の飾りがはなやかであった。 侍童らは青色に柳の色の汗袗《かざみ》、 山吹襲《やまぶきかさね》の袙《あこめ》を着ていた。 双方…
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