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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

2024-05-05から1日間の記事一覧

【平家物語45 第2巻 康頼祝詞①〈やすよりのりと〉】〜The Tale of the Heike💐

鬼界ヶ島に流された、俊寛、康頼、成経の三人は、 少将の舅、宰相教盛の領地である肥前、鹿瀬庄《かせのしょう》から、 何かにつけて衣類や食物を送らせるように手配して呉れたおかげで、 どうやらこうやら生きることだけは出来たらしい。 康頼は、かねてか…

【源氏物語664 第21帖 乙女19】内大臣は雲居の雁の恋愛に悩む。従弟どうしの結婚などはあまりにありふれたことすぎるし、東宮へと考えていたのでだ一つの慰めだったこともこわされたと思うのであった。

内大臣は車中で娘の恋愛のことばかりが考えられた。 非常に悪いことではないが、 従弟どうしの結婚などはあまりにありふれたことすぎるし、 野合の初めを世間の噂《うわさ》に上されることもつらい。 後宮の競争に女御をおさえた源氏が恨めしい上に、 また自…

【平家物語43 第2巻 山門滅亡】〜The Tale of the Heike🥀

後白河法皇は、前々から、 三井寺の公顕《こうけん》僧正を師範として、 真言《しんごん》の秘法を学んでいられたが、 大日経《だいにちきょう》、金剛頂経《こんごうちょうきょう》、 蘇悉地経《そしつちきょう》の三部の伝授も済み、 九月四日、 三井寺で…

【平家物語42第2巻 徳大寺の沙汰】〜The Tale of the Heike🪷

そもそも成親卿が平家滅亡の計りごとを練るようになったのは、 いつかの人事異動が基であったのだが、 あの時に、やはり、右大将を平宗盛に横取りされて、 がっかりして家にひきこもってしまった人がある。 徳大寺大納言 実定《じってい》である。 その後も…

【源氏物語663 第21帖 乙女18】大臣は、自分の恋人の部屋から廊下に出て行く時 女房達の部屋から話が聞こえた。そこで 雲居の雁と夕霧の恋に気がついてしまった。

大臣は帰って行くふうだけを見せて、 情人である女の部屋にはいっていたが、 そっとからだを細くして廊下を出て行く間に、 少年たちの恋を問題にして語る女房たちの部屋があった。 不思議に思って立ち止まって聞くと、 それは自身が批評されているのであった…