治承二年の正月がやってきた。
宮中の行事はすべて例年の如く行われ、
四日には、高倉帝が院の御所にお出でになり、
新年のお喜びを申し上げた。
こうして表面は、
いつもながらの目出度い正月の祝賀風景が繰りひろげられていたが、
後白河法皇の心中は、内心穏やかならぬものがあった。
成親はじめ側近の誰彼が、殺されたり流されたりしたのは、
つい去年の夏のことである。
その生々しい光景はまだ、昨日のできごとの様に、
まざまざと心に甦《よみが》えってくる‥
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