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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸

源氏物語&古典をはじめ、日常の生活に雅とユーモアと笑顔を贈ります🎁

【源氏物語228 第十帖 賢木40】天台の経典六十巻を読み学ぶ。源氏は紫の上を思い帰ることにした。多くの人が集まり 涙を流しながら見送った。

🌸🎼 悠久の彼方 written by のる🌸

天台の経典六十巻を読んで、

意味の難解な所を僧たちに聞いたりなどして

源氏が寺にとどまっているのを、

僧たちの善行によって仏力《ぶつりき》で

この人が寺へつかわされたもののように思って、

法師の名誉であると、下級の輩までも喜んでいた。

静かな寺の朝夕に人生を観じては帰ることが

どんなにいやなことに思われたかしれないのであるが、

紫の女王一人が捨てがたい絆《ほだし》になって、

長く滞留せずに帰ろうとする源氏は、

その前に盛んな誦経《ずきょう》を行なった。

あるだけの法師はむろん、

その辺の下層民にも物を多く施した。

帰って行く時には、

寺の前の広場のそこここにそうした人たちが集まって、

涙を流しながら見送っていた。

諒闇《りょうあん》中の黒い車に乗った喪服姿の源氏は

平生よりもすぐれて見えるわけもないが、

美貌《びぼう》に心の惹《ひ》かれない人もなかった。

 

【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】

正妻の葵の上が亡くなった。

六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと

世間は噂していた。

しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。

彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。

いよいよ出発間近となった。  

このまま別れるのはあまりにも忍びないと、

源氏も御息所のもとを訪ねる。

顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、

伊勢へと下って行った。

 

 桐壷院の病が重くなる。

死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを

遺言で託した後  ほどなく崩御してしまう。  時勢は、

左大臣側から朱雀帝の外戚である右大臣側に移って行った。

朱雀帝の優しい性格もあって、

政治は右大臣に権力が集中していった。

 

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